以前
高速増殖炉もんじゅの事故のネタを紹介しましたが
→福島原発だけではない! 高速増殖炉「もんじゅ」で事故 終われない原子力の悪夢
実はもうひとつの高速増殖炉である
常陽にも事故が発生し解決していません
もんじゅは2010年に原子炉容器内に筒型の炉内中継装置(重さ3.3トン)が落下し
炉のふたにひっかかってしまっています いまだこの装置を元に戻すことはできず
危険な状態のまま現在放置されているが ようやく今年6月から装置の回収作業が
始まるようです しかし日本は地震大国ですので 大きな地震がいつ来るか分かりません
その場合は もんじゅの特性上 福島を超える被害が予想されます
そこで浮上した もうひとつの
高速増殖炉「常陽」の事故です
事故自体は実はこちらの方が先に起こっていたのですが 恐らく意図的に注目されないように
されていたのはないかと思います
2007年に照射試験用実験装置の上部が引きちぎられるという事故が起こりました
しかも事故が確認されたのは発生約半年後 不透明なナトリウムで冷却している為に
目視することができず 半年後の燃料交換作業でようやく見つかったというものです
それまで常陽は非常に危険な状態で稼働し続けていたことになります
さらに休止された今でも問題は解決できず もんじゅ同様地震が来ないことを願い
危険にさらされたまま 今に至ります
もんじゅは作業が始まるようですが やはり大きな危険を伴うもの しかし放置していても
危険なものは危険です それが常陽にも言えることで 作業のプランも未定というもの
東日本大震災では福島原発が大きな事故に遭遇し 冷却を外部から行って凌いでいる状態です
日本は地震大国です これほど大きな危険を抱えたまま やり過ごせる環境ではないはず
東日本大震災の余震はM8レベルで今後やってくると言いますし 東南海地震もいずれ来ると
言われ続けています
福島 もんじゅ 常陽 日本は処理しきれないような爆弾を抱えた緊張状態にあります
人類に原子力は過ぎた技術だったのでしょうか
日本に原発は適さないシステムだったのでしょうか
いったい我々はいつまで怯えて過ごせばいいのでしょうか
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