イギリスとフランスの間の海峡を単にチャネルといいます。
そのチャネルのうち、東側の特に陸地の距離が短い海峡を
ドーバー海峡と呼んでいます。(西側はイギリス海峡と呼ばれる)
ドーバー海峡の渡り方はいろいろあります。
中には泳いでわたる強者もいて、記録に名を残しています。
かつてのメインの渡り方は、船によるものです。
渡航客が多いため、現在でもカーフェリーや高速船など
バラエティに富んでいます。
カーフェリーではイギリス人がクルマでフランスに渡って
安いワインをまとめ買いしていくことで、買出し船の様相を見せています。
ちなみにSeaviewは高速船シーキャットでフランスのブーローニュから
イギリスのフォークストーンまで渡ったことがあります。
この海峡は潮流が速いことから船体は揺れに揺れて、
急性の船酔いに悩まされたことを思い出します。
このため、Sea CatはしばしばSick Catとも呼ばれます。
Sea CatはSea Catamaranを略したもので、高速船メーカーの商標です。
日本にいるカモメの一種ウミネコとは全く無関係です!!
また、フランスのシェルブールからカーフェリーでのんびりと
イギリスのプールまでチャネルを渡ったこともあります。
但しここはドーバー海峡からかなり西に位置する場所ですが、
距離が長いせいか潮流もおだやかで、揺れは感じませんでした。
写真のブリタニーフェリーについては
別ネタをご参照ください。
かつてのもうひとつの主流は飛行機です。
パリ−ロンドン間は便数も多くドル箱路線でした。
小さめの飛行機が中心のヨーロッパ内路線にあって、
比較的大きな飛行機がたくさん飛んでいました。
Seaviewもブリティッシュエアウェイズ(左上)、エールフランス(右上)、
ライアンエア(詳細については
別ネタ参照)、
bmi(ブリティッシュミッドランド:左下)、トムソンフライ(右下)で海峡を越えました。
そして現在一番人気があるのは、以前のネタでも紹介したユーロスターです。
ユーロスターはチャネルトンネルをくぐることで、
ヨーロッパ大陸とグレートブリテン島を陸続きにしました。
このルートもSeaviewは既に数往復しています。
あまり知られていませんが、チャネルトンネルにはクルマを乗せる
車載貨車を使ったシャトルサービスも行なわれていて、
自家用車に乗ったまま貨車に載ってトンネルをくぐることもできます。
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