管理釣り場とは、別名エリアフィッシングとも言われているのですが、特にこの数年急激に市民権を得てきている言葉です。管理釣り場には色々な種類に分かれますがこのセクションでは割愛させていただきます。
管理釣り場とは、従来の釣堀とは異なり、自然に近い状態で魚を管理し、それなりに難度も高く、釣り人の心をくすぐる施設ともいえます。中には、自然渓流をそのまま利用している管理釣り場もあり、自然渓流を攻めるのと同等の装備や、技術が必要なところもあります。
また、管理釣り場での釣りは一つの知的なゲームであり、スポーツ性の高いものでもあります。なぜなら、管理釣り場には必ず魚がいます。これは間違いのない事実なのです。この「魚がいる」という事実が天然河川や海を相手にする釣りと決定的に異なる点です。魚がいるのであれば絶対につれるというわけではありません。天然河川とことなり、魚も逃げ場がありませんので(流木や岩などの、ストラクチャーにはじまり、そもそも池や川がしきらていますので、そこの限られた領域にしか魚の逃げ場はありません。ということは、当然その限られた中で生存しますので、魚一匹一匹の知性も高くなります。一日に何百というルアーを見ているわけですし、一度釣られた魚は、学習をしルアーに対して警戒をするようになります。何年も生き延びた古参魚を釣り上げることは、非常に難しく、難度の高い釣りになります。
反面、総ての魚が知性が高く、口を使わないかというとそうではありません。多くの管理釣り場では、一日4000円前後の料金が必要になります。当然のことながら、設備を維持したりといった費用などですが、その中で魚を放流するというサービスがあります。基本的には一日1回、もしくは2回といったように、養魚場からもってきたばかりの魚を放流します。養魚場から放流されたばかりの魚は、ルアーを見切る力も知性もありませんし、新しい環境に入ったばかりで、逃げ場も知りませんし、空腹の状態ですので、比較的簡単にルアーに対して口を使ってくれます。
現在では、各管理釣り場も色々なサービスを行っており、大型魚や珍しい魚(ホシスズキ)なども放流し、お客さんに対してのサービス向上を図っています。つまり、この放流タイムという時間は入門者にとって最大のチャンスタイムです。この放流というのが天然河川と一番ことなる点です。
次に、管理釣り場の特徴の一つである、「安全」ということを紹介します。自然河川を相手にした魚釣りは、常に「危険」を伴います。自然は美しく雄大でありますが、時として人間に牙を向くこともあります。(降雨による洪水、動物、害虫等々)毎年多くの釣り人が、怪我をしたり命を落としたりもしています。
しかし、管理釣り場の場合、自然河川に比べて格段に安全性が高めてあります。自然渓流を場所としたところでも、足場の確保や、危害を加える動物が入ってこれないような仕切り網などを設置し、釣り人の安全性を確保しています。愛知県の一宮市の近くにある、北方鱒釣り場(川釣り体験場)では足場もよく、スーツ姿の釣り人もいるくらいです。
子供連れや入門者を同伴した場合は「安全性」は欠かせない条件ですし、女性同伴の場合は、トイレの設置も欠かせないものです。こうした設備があるところが管理釣り場のメリットでもあり、幅広い方の支持を集めている要因でもあります。中には、休憩ロビーやバーベキュー設備もあり、アウトドアを楽しめる管理釣り場もあります。
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