2007年11月14日、ユーロスターが完全開業しました。
タイムズ紙によれば、現地時間の午前11時01分に(日本時間午後8時01分)
一番列車がロンドン・セントパンクラス駅を出発していったそうです。
ユーロスターは1994年にロンドン側はウォータールー駅発着で開業しました。
もともとは全路線を日本の新幹線のような専用の高速新線(最高時速300キロ)
を走る予定でしたが、開業当初にそれが実現したのはTGV用の線路を走る
フランス国内と、フランスとイギリスを結ぶチャネルトンネルの中だけでした。
イギリス国内では新線を建設しなかったため、在来線を走行することになり、
最高時速は時速160キロと遅く、しかも電気の供給は架線からではなく、
日本の地下鉄のような第3軌条方式だったのです。
2003年、途中のアッシュフォード駅から少し離れた場所より
イギリス国内の高速新線が開業してスピードアップしました。
そして2007年11月13日をもってウォータールー駅への運行を終了し、
翌14日よりセントパンクラス駅への乗り入れと同時に
高速新線が全線開業してイギリス国内もすべて時速300キロで
走れるようになりました。
完全開業により、運行区間が変わりました。(メイン路線のみ)
ロンドン・セントパンクラス
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(ストラットフォード)未開業:ロンドンオリンピックメイン会場前
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エブスフリート
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アッシュフォード
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<チャネルトンネル(英仏海峡トンネル)通過>
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カレー・フレトゥン
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リール・ヨーロッパ
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パリ・ガール・ドゥ・ノール(北駅)
※この他、リール・ヨーロッパから分岐して
ベルギーのブリュッセル・ミディへの運行も多い。
他にパリを通らずにブール・サン・モーリス、
マルヌ・ラ・ヴァレ(ディズニーランドパリ)、
アヴィニョンへも運行される便もある。
詳細は公式サイトでご確認ください。
http://www.eurostar.com/
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