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11月5日はガイ・フォークス・デー

◇評価 20ポイント
◇閲覧回数 14,187
◇登録日
2008年11月5日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

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11月5日はイギリスのお祭りの日です。
その名をガイ・フォークス・デー(Guy Fawkes Day)といいます。
この祭りはハロウィーンよりもにぎやかに祝います。

そもそも、このお祭りが何が由来なのでしょうか。
実は今からさかのぼること400年以上も前の
1605年11月5日に、ある大事件が起こったことによるものなのです。

事の発端は、1603年にエリザベス1世女王がこの世を去った後、
次に即位したジェームス1世国王が、
宗教的に女王と異なる考えを持っていたため、
カトリック教徒を弾圧する行動に出ました。

これに反発したカトリック教徒のグループは、
36個の樽に火薬を詰め込んで、国会議事堂の地下にある
ワインセラーに仕掛けました。
これは、火薬を爆発させて国会議事堂を吹き飛ばし、
中にいる国王や国会議員を犠牲者にすることをもくろんだものです。

しかし、この計画は結局未遂に終わり、
火薬の樽の横にいた男のガイ・フォークスが捕まり、処刑されました。
その後、国王の安全を祝って、
11月5日にボンファイアー(Bonfire)という
かがり火で祝うようになりました。

このようないきさつがあるため、ガイ・フォークスデーのことを、
イギリスでは単にボンファイアーと呼ぶことが多くなっています。

このお祭りは、ガイ・フォークスに見立てた人形を燃やします。
これは子供たちの手によって行われるのが大きな特徴です。
さらに多くの花火が打ち上げられ、夜を彩ります。
日本では夏のイメージが強い花火ですが、
イギリスでは晩秋の風物詩になっているのはこのためです。

ちなみにイギリスの国会議事堂は、火薬爆破未遂事件以来、
現在も開会前に爆薬が仕掛けられていないか、
必ずチェックしているとのことです。

Seaviewはこの祭りを見に行ったことはありませんが、
当日はあちこちで花火が上がるのを見たことがあります。
ちょうど夜にロンドンからボーンマスに向かって乗っていた
電車の車窓から打ち上げ花火があちこちから見えました。
イギリスで花火を見たければ、この日がベストといえます!
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