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世代代われば歌詞も変わるイギリス国歌

◇評価 30ポイント
◇閲覧回数 13,592
◇登録日
2008年9月4日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

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    北京オリンピックの閉会式で流れたイギリス国歌。
    通常はオーケストラで演奏されることが多いのですが、
    この時は伴奏なしの合唱で、
    しかも通常1番のみ歌うところを、2番・3番をとばして
    4番が続いて歌われたため、印象に残っている方も多いと思います。

    1番の歌詞は下記のとおりになっています。
    (英国大使館公式サイトより転載)

    God save our gracious Queen!
    Long live our noble Queen!
    God save the Queen!
    Send her victorious,
    Happy and glorious,
    Long to reign over us,
    God save the Queen!

    翻訳は敢えてしませんが、
    歌詞は女王を讃える内容となっています。

    現在のイギリスの君主はエリザベス2世です。
    王位継承順位は1位がチャールズ皇太子になっています。
    ただ、チャールズ皇太子はこれまでのいきさつから
    国王にはふさわしくないという話もあることから、
    王位継承順位が2位のウィリアム王子を即位させるべきだ、
    という意見も出ています。

    しかし、どちらが国王に即位しても、
    そのままの歌詞では国歌を歌えません。
    このため「Queen」の部分は「King」に置き換わるのです。
    また、代名詞「her」も「him」に変わるのです。
    それゆえに、イギリス国歌は歌詞が変わるわけです。
    さらにタイトルも「God Save the Queen」から
    「God Save the King」に変わることとなります。

    歌詞はなんと6番まであります。
    このうち、6番は現在イギリスの一部になっている
    スコットランドを敵とみなした歌詞になっているため、
    公式の場で歌われることはまずありません。
    したがって、5番までが国歌とされています。
    歴史的経緯があるとはいえ、この点でもユニークです。
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