福島第一原発事故発生当初、1時間あたり1万テラベクレルの放射性物質が放出されていた事が発表されたわけだが、事故から1ヶ月、しかも深夜1時という時間帯は明らかな国民へのごまかしである。統一地方選後というタイミングも政権への影響を考慮してのことだろう。
この期に及んで、東電、保安院、マスコミの醜悪ぶりは相変わらずだ。
「レベル7とはいえ、チェルノブイリの10分の1」を声高に唱え、国民の意識に"まやかしの安心"を植え付けようという心理工作。極めて悪質といえる。
政府民主党は、これまで非常に高い放射線が観測されているにも関わらず、
IAEAの勧告を「人体にまだ影響がない」という理由で無視し、避難指示もせず「安全」と言い続けてきた。人体に影響が出てからでは遅いのだ。「誤った風評に惑わされないように」と言っていた政府自体が誤った情報を流していた事になるわけだ。責任は重大である。
ちなみに「ベクレル」とは放射性物質が放射線を出す能力を示す単位であり、これまでよく耳にしてきた「シーベルト」とは放射線による人体への影響を示す単位である。
これまでの原発マフィアと政府による国民へのごまかしのフローである。
「2重3重の防護策がある日本の原発は、安全です。」
↓
「原子炉は停止してるので、安全です。」
↓
「爆発的事象が発生したが、
放射能漏れの危険は無く、安全です。」
↓
「放射性物質が漏洩したが、
水や食品への汚染はないので、安全です。」
↓
「水や食品から放射能が検出されたが、
ただちに影響ないので、安全です。」
↓
「元々の基準値が厳格だったため引き上げた。
現段階では基準値内であるため、安全です。」
↓
「ヨウ素は半減期が短いから、安全です。
プルトニウムは重いため飛散しないので、安全です。」
↓
「ガンや白血病の発症率は数%しか上昇しないので、安全です。」
↓
=現段階=
「チェルノブイリは健康被害は科学的に
証明されていないので、安全です。」
↓
=終着点??=
「原発から漏洩した放射性物質とあなたのガンとは
因果関係が証明されないので賠償できません。」
各放射性物質の半減期を記載しておく。
ヨウ素131 ・・・ 8.04日
ヨウ素133 ・・・ 20.8時間
セシウム134 ・・・ 2.06年
セシウム136 ・・・ 13.1日
セシウム137 ・・・ 30.0年
プルトニウム238 ・・・ 87.7年
プルトニウム239 ・・・ 2.41万年
プルトニウム240 ・・・ 6564年
政府やマスコミに惑わされず、
この美しい日本を、なんとしても
安全安心のまま未来の子供達のために残しましょう!