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日本ではNOx（窒素酸化物）や黒煙など粒子状物質（PM）の排出が問題で、環境に悪いイメージが定着している「ディーゼルエンジン」。
しかし、ヨーロッパでは販売車のの約７割がディーゼルといいます。
ヨーロッパのNOx規制が緩く、二酸化炭素排出規制が厳しい側面はありますが、最近では、排出ガス性能を高めたクリーンディーゼルの開発が進められ、日本市場においても注目されつつあります。

それではどの位環境にはいいのでしょうか？
同等の排気量を持つ、「ガソリン車」と「ディーゼル車」を比べた場合、二酸化炭素は、1リットルあたりの排出量に大きな違いはありません。
しかし燃費で1リットルあたりの走行距離が25〜30％長いのです。
当然トータルで考えると二酸化炭素排出量は少なくなります。

また、燃料である「ガソリン」と「軽油」の精製プロセスの違いから、製造時における二酸化炭素排出量の削減も期待できます。

ハイブリッド車と比べた場合はどうでしょうか。
その場合、走行特性での長短所があります。
ハイブリッド車は、基本的にブレーキを使用している時にエネルギーを回収するので、街中で乗っている時は大活躍します。
しかしロングドライブをする時には、あまりエネルギーを回収する機会が少なく、それほど燃費の良さを実感することができません。逆にそういった状況ではディーゼル車の方が燃費で逆転する事があります。
自分がどういった状況で運転をする事が多いのか、自分自身に合った車選びでエコ対策も変わってくるんですね。