ヨーロッパでいくつかの都市をめぐりたい、
と思われる方も多いと思います。
その場合、ヨーロッパ内での移動を飛行機にして、
日本から乗る航空会社で一括予約すると便利です。
なぜかというとヨーロッパの場合、
航空運賃は行き先にかかわらず原則として一律なのです!
ロンドン、パリ、フランクフルト、アムステルダムなどは、
すべて同じ運賃に設定されているのです!
このルールを応用すれば、経由便を利用した場合でも
直行便と同じ運賃になることを意味します。
これを応用して、経由地で途中降機をするという手を使うのです。
日本のJRでも片道200km以上のきっぷの場合、
有効期限内であれば途中駅で改札の外に出られる
「途中下車」という制度がありますが、
同様のルールが航空運賃にも存在するのです。
これをストップオーバー(stopover)といいます。
例えば、ルフトハンザ(LH)を例に挙げると、
次のようなパターンをつくれます。
11月 1日 セントレア―フランクフルト
11月 8日 フランクフルト―ロンドン・ヒースロー
11月14日 ロンドン・ヒースロー―フランクフルト
11月14日 フランクフルト―セントレア(翌日着)
これを見ると、フランクフルトで降りて観光した後、
ロンドンへ飛んで、ここで降りて観光するルートになります。
それでも運賃はセントレア―フランクフルトと同じか、
1万円程度高くなるかといったレベルなのです!
つまり別に航空券を買わなくても、
同じ航空会社を使って周遊すれば、単純往復かわずかな追加料金で
ヨーロッパを周遊できてしまうのです!
さらにフィンランド航空(AY)のケースを見てみましょう。
12月 1日 セントレア―ヘルシンキ
12月 1日 ヘルシンキ―パリ・ドゴール
12月 9日 ウィーン―ヘルシンキ
12月12日 ヘルシンキ―セントレア(翌日着)
この場合、目的地はパリに到着・ウィーン出発と異なっています。
これをオープンジョー(openjaw)といいます。
パリからウィーンへは他の航空会社を使うか、
鉄道での移動をする形になるので、旅のバリエーションが広がります。
しかも運賃はヘルシンキ単純往復と同じ航空運賃なのです!
(但しパリ―ウィーンの分は別途必要)
このように、乗り継ぎをうまく利用すれば、
ヨーロッパ周遊は意外に安上がりになるのです。
是非、参考にしてみてください!
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