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ブラジルGPでは、気持ちが良いぐらい予想を外してしまった。
素人予想の悲しさゆえ、当たるも八卦、当たらぬも八卦だが、晴れの波乱が少ないレースとはいえ、かなり情けないぐらいに外したと思う。
言い訳ではないが・・・。
理由の一つとしてF.マッサ(フェラーリ)の予想外の絶不調があったと思う。今まではどんなに調子を落としても、ブラジルでは挽回できていた。今季のフェラーリF10はアロンソのドライビングでも分かる通り、素性はいいはずである。それなのにマッサはアロンソと同じ位置でクリッピングができない。おまけに彼のマシンにだけアンダーがでて、コーナリング中は外へ膨らんでしまう(マシンの問題というより、彼のドライビングの問題だろう)。この症状はブラジルでも修正できなかった。
またもう一つの理由として、ヴェッテルが完全復活したことがあげられる。
今季ヴェッテルはセイフティー・カーと相性が悪く、出動するたびに何某のトラブルに巻き込まれていた。ブラジルGPもセイフティー・カーが出動したが、退去後は見事なスパートを決めてウェバーを引き離した。何で今までできなかったのか?
バトンに関しては、彼は決勝が雨だと強いが予選が雨だと弱くなる傾向にあった。今回も(そして前戦韓国も)雨の予選でコケている。ブラジルで生彩を欠いたのもそこが原因だった。
無駄な言い訳をするぐらいなら、最初から予想するなという声が聞こえてきそうだ。
すみません・・・。
ブラジルGPを終えてコンストラクターズ・タイトルはレッドブルで決定だが、2位はフェラーリに若干可能性を残している。一方ドライバーズ・タイトルは4人に可能性が残されており、こちらは最終戦の結果でタイトルが確定する。
今回は各々がチャンピオンを確定する条件を整理したい。
ただしハミルトンは除外した。ハミルトンがチャンピオンになる可能性は自身が優勝してアロンソがノーポイント、ウェバー6位以下、ヴェッテル3位以下。2位に入ってもアロンソ、ウェバーがノーポイント、ヴェッテル8位以下が条件のため、可能性がほぼゼロと判断したからだ。
ブラジルGP終了時点での各人の成績と、各人がアブダビGPでポイントを重ねた時、どれだけ修得できるかを示した表が以下である。
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注:上記と似た表が「F1速報」にも掲載されています。ですが、上記表の作成は本誌読書前であり、独自に調べたものであることをここに誓います。掲載されている記事を読んで少々驚きました(笑)。
◎アロンソがチャンピオンとなる条件
2位以上:無条件で確定。
3、4、5位:ウェバー2位以下、ヴェッテル2位以下で確定
6位:ウェバー3位以下、ヴェッテル2位以下
7、8位:ウェバー4位以下、ヴェッテル2位以下
9、10位:ウェバー5位以下、ヴェッテル2位以下
◎ウェバーがチャンピオンとなる条件
優勝:アロンソが3位以下
2位:アロンソ6位以下、ヴェッテル優勝以外
3位:アロンソ7位、ヴェッテル優勝以外
4位:アロンソ9位、ヴェッテル優勝以外
5位:アロンソ10位、ヴェッテル3位以下
6位:アロンソ着外、ヴェッテル3位以下
7位:アロンソ着外、ヴェッテル4位以下
8位:アロンソ着外、ヴェッテル5位以下
9、10位:アロンソ着外、ヴェッテル6位以下
◎ヴェッテルがチャンピオンになる条件
優勝:アロンソ5位、ウェバー2位以下
2位:アロンソ9位、ウェバー5位以下
3位:アロンソ着外、ウェバー6位以下
4位:アロンソ着外、ウェバー8位以下
5位:アロンソ着外、ウェバー9位以下
6〜10位:アロンソ着外、ウェバー着外
何だかんだ言っても自力Vの可能性があるのはアロンソのみ。他はアロンソの動向しだいで結果がきまる。彼が精神的に楽なのはこの点だと思う。狙うのは優勝か2位。自分でタイトルが決められるのは気分的に違うだろう。
面白いのは彼が3〜5位に入り、ウェバー&ヴェッテルが2位以下だと条件が変わらない点。トップに他の誰かが入ったとしたら、彼の負担は相当楽になるのだ。
またヴェッテルが後半猛烈に追いかけているとはいえ、ポイント上ではあまりアロンソの敵ではない。ウェバーを除いたとしてもアロンソはノーポイントでないかぎり、ヴェッテルが2位以下ならアロンソのチャンピオンが確定するからだ。
また面白いのは優勝ヴェッテル、2位ウェバー、5位アロンソとなったときに3人が256ptで並ぶことになる。そうするとアロンソとヴェッテルが優勝から3位まで同数となるが、4位の回数でヴェッテルがタイトル獲得となる点だろう。どちらかというとこの序列を観てみたい気がする。後世までの語り草になるんじゃないだろうか?
やはり誰もが指摘するとおり、レース中トップにヴェッテル、2位にウェバーがくるパターンがアロンソにとって脅威だろう。もしヴェッテルが優勝するとランキング2位に浮上するが、ヴェッテルが自身のランキングとウェバーのタイトルのどちらを獲るかだ?
個人的な感想だが、チームの価値を上げるため、そして自身の価値を上げるため、ヴェッテルは順位を譲ると思う。一方大きく価値が下がるのがウェバー。順位を譲られてチャンピオンになったことは後世の語り草となるだろう。かつてD.ヒルは「マシンのおかげでチャンピオンになった」と散々言われたが、その繰り返しとなるかもしれない。
どちらにせよ、候補者3人が誰がチャンピオンになっても十分相応しいとボクは思う。明日はF1歴史上に残る決戦となるだろう。乞うご期待だ。
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