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ヨーロッパへの旅は楽しいものですが、
気候が日本とは異なることに加え、慣れない事が続くと
知らず知らずのうちに疲れがたまってしまうことがあります。
その結果風邪をひいてしまうことだって珍しくありません。

他にも食あたりや下痢など、胃腸が違う食べ物を受け付けなかった結果、
体調を崩してしまうこともよくあります。

そんなときのために、渡航先の医療状況は
きちんと調べておく必要があるのですが、
それはなかなか個人では難しいものです。

そこで旅行保険の登場ということになります。

旅行保険は損害保険の一種で、基本は死亡保険金（疾病・傷害）、
傷害保険金、疾病保険金、救援費用、賠償責任、携行品などで構成されます。

Seaviewはパリで下痢を伴う風邪をひいたことがあります。
パリにはヨーロッパでも日本人への高度治療が可能な病院である
アメリカン病院が、郊外のヌイィーにあります。
旅行保険の案内書に書かれていた番号に電話したところ、
日本語で診療予約ができました。

ホテルでアメリカン病院への行き方を確認し、
路線バスに乗って無事に到着しました。
担当したのは男性の日本人医師。
診察を受けた後、保険会社への支払請求書への記入を求められ、
書類ができて渡したところ、現金での支払いはありませんでした。

処方箋が渡され、それを持って宿泊先のホテルに近い
薬局で指定された薬を買いました。
こちらは実費で支払いましたが、保険金は帰国後に請求して戻ってきました。

この時はスムーズに事が運びましたが、いつでもそうなるわけではありません。
もしどうしたらいいか困ったら、まずは保険会社に連絡しましょう。
日本語で対応してくれますから、安心して話せます。

また、最近はクレジットカードに付帯する旅行保険もあります。
こちらはクレジットカード会社に確認して指示を受けるようにしましょう。

どちらにしても基本は保険会社か医療機関のどちらかに連絡すること。
そのためにも旅行保険に入ったらかならず関係書類を持参し、
またクレジットカードの場合はカード会社の連絡先を分かるようにしておきましょう。

めったにないことではあるものの、普段から備えをしっかりすれば
あわてることは何もありません。
旅の準備は手抜きしないように心がけましょう！