鉄道でも飛行機でもそうですが、
運行会社は行きも帰りも「うちの会社を使ってもらえば・・・」
と思うことに洋の東西はありません。
日本でも飛行機の場合、往復割引運賃が存在しますし、
JRでも片道601km以上は往復で買うと帰りが2割引というルールが存在します。
ところがこれがヨーロッパではそんな程度では済まないのです!
イギリスの英国鉄道では、Cheap Day Returnという日帰り往復切符が
中距離までの区間でよく売られています。
このきっぷ、下手すると片道よりも安いことがあるのです。
さらにロンドン行き日帰りの場合、2ポンド60ペンスを追加するだけで
ロンドン市内の地下鉄・DLR(ドックランドライトレール)・バスが
一日乗り放題になるのです!
ロンドンの地下鉄が初乗り4ポンドもすることを考えると超お得です!!
他にも行きは当日限り有効、帰りは5日以内有効のNetwork Away Breakや、
1ヶ月間有効のSaver Returnがあったりします。
いずれも往復分の料金から2割以上割り引いているのです!
海峡横断列車のユーロスターや航空便の場合、
単純な往復よりも週末の方がお得です。
土曜日の夜を目的地で1泊する場合の往復切符は、
通常の往復よりも安く設定されていることが多いのです。
これを帰りを日曜日以降に出発することにひっかけて
「サンデールール」と呼んでいます。
なぜこんな割引があるかというと、ヨーロッパでは
平日に多くの出張客が利用するため、その反動で週末の乗客が少なく、
空席を埋めるために安く売っているのです。
この傾向は高級ホテルでも見られ、
週末の宿泊は半額以下というのが半ば当たり前です。
ヨーロッパ内を移動する場合は、このことを頭に入れておくと
意外に出費を抑えることができますので、是非参考にしてください!
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