ヨーロッパに行く時、経由地で乗り継いで目的地に行く方も多いと思います。
そこで、ヨーロッパ内で乗り継ぎによく使われる空港のうち、
巨大であるゆえに乗継が大変な空港についてご紹介します。
★ロンドン・ヒースロー空港
歴史ある空港だけに増築に増築を重ねた結果、
迷路のような構造になってしまいました。
さらにターミナル3まで増築した後、ターミナル4は全く違う場所に作られ、
イギリスに入国済みの場合はなんと列車(無料)で移動しなくてはなりません。
入国しないトランジットの場合でもバスに結構長い時間乗ります。
来年、いよいよターミナル5ができます。
しかし、これまたターミナル1・2・3とターミナル4とは
全く違う場所になっているため、乗継の方法によってはもっと大変になります。
それを回避するには、ヒースローでの乗り継ぎはできるだけ
同じ航空会社同士でプランニングすることです。
なぜなら、同じ航空会社でターミナルが分かれて
発着するケースはほとんどないからです。
★パリ・シャルルドゴール空港(CDG)
ヒースローとは違い、広大な敷地に計画的に拡張してきたため、
迷路のようなイメージはありません。
しかし、ターミナルが多いのは同じことです。
CDGの場合、ターミナル1とターミナル2A〜F、
そしてターミナル3の3つのグループに分かれます。
各ターミナル内での乗り継ぎはそれほど難しくありませんが、
ターミナルをまたぐと(例えばターミナル2Fからターミナル1への移動)、
連絡バスに乗らなくてはならず、しかも結構時間がかかるのです。
対処法はヒースローの場合と同じく、プランニングする際に
乗継は同じ航空会社同士で行なうことをお勧めします。
ただ、JALとエールフランスは仲がいいため、
簡単に乗継できる配慮がなされている他、
スカイチーム加盟航空会社(エールフランス・大韓航空・デルタ航空・
チェコ航空・アリタリア航空・KLMオランダ航空・ノースウエスト航空・
アエロフロート・コンチネンタル航空・アエロメヒコ)相互間でも
乗継がしやすいようになっています。
なお、今年(2007年)4月にCDGVALという、
新交通システムが3ターミナル間を連絡するようになりました。
この件については来年2月に実地調査しますので、
その後で詳しいレポートをする予定です。