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イギリスの付加価値税(VAT)期間限定税率引き下げ

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2008年12月2日
Seaview
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2008年12月1日よりイギリスの付加価値税の税率が、
2009年12月31日までの期間限定で17.5%から15%に引き下げられました。
この付加価値税は正式にはValue Added Taxといい、
略してVATと呼ばれています。
日本の消費税に相当する税金です。



イギリスでは小売店やレストランなど、
商品やサービスを売る人は、VATの納税義務者となるため、
税務当局に登録することを義務付けられています。
このため、レシートにはVAT No.(付加価値税納税義務者番号)が
表示されているのです。(このレシートの場合電話番号の後に記載)
写真をクリックすることで拡大して見ることができます。
このレシートは納税を証明するものとなるので、
日本のようにすぐに捨ててしまうことは避けた方がいいのです。

なお、場合によっては計算書のような形のものを発行する場合がありますが、
これには「This is NOT VAT receipt.」(VATの証明ではありません)と
断り書きを入れることになっています。

話を元に戻しますが、イギリスにおけるVATの減税は、
景気対策の一環として行われました。
また、このVATは内税方式なので、
各商店は自らのコスト低減をすることなく、
商品価格の値下げをアピールすることができるのです。

ただ、イギリスの付加価値税は日本の消費税とは
違う性格のものであるので、減税の期待ができない分野もあります。
それは食料品関連です。
イギリスのVATはもともと食料品には課税していないので、
食費に関しては恩恵をうけることはありません。

もっともレストランやホテルではVATがかけられているので、
外食が多い人やホテルに泊まる旅行者には、大きな恩恵が受けられます。
ただでさえイギリスの物価は結構高いので、
2.5%の減税は思った以上に支出を減らすことに貢献できそうです。

金融都市ロンドンを抱え、ヨーロッパの中でも
ひときわ不景気感が強くなっているイギリスにおいて、
消費拡大に効果を現わすのか、注目したいところです。
なお、市中で免税ショッピングをされる場合は、
還付される税金も減税した分だけ減りますので、ご注意ください。

なお、2010年1月1日からイギリスのVATは通常の17.5%に戻りました。
さらに、2011年1月4日からは20%に増税されました。
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