イギリスのBBCは、今日(11月10日)のブレックファストニュースで、
若者の酔っぱらいが問題を起こしていて、
警察が対応に苦慮している状況に対応するため、
パブやクラブにおけるハッピーアワーの禁止と、
スーパーマーケット等での酒類の安売り禁止についての法律を、
議員立法で国会に提出するという内容をトップニュースで報じました。
写真はBBCのテレビの画像より引用したもので、
飲酒した若者が大騒ぎしている状況を映し出しています。
このハッピーアワーというのは、
パブなどで比較的早い時間に来店した場合、
安くお酒を提供するというもので、
日本でもバーなどで広く行われているものです。
過去ネタにも書いていますが、
イギリスの治安の悪化は主に暴力事件によるものが多く、
その半分は酔っぱらいの仕業になっているのが現状です。
これは男女を問わず発生しており、
Seaviewも高校生の女の子同士のけんかがバスの中で発生し、
ガラスびんで頭を殴るという信じられない光景を見たほどです!
(注:イギリスは18歳より飲酒可能)
このような事件はハメをはずす若者が
ルールを無視した行動を平気ですることに原因があり、
それも1人ではなく集団で行動することによって、
気が大きくなることで事件を起こしてしまうのです。
イギリス各地の警察ではその対策に頭を悩ましており、
さらに地域住民からも
「ハッピーアワーがアンハッピーコミュニティをつくっている」
という声が上がっている状況なのです。
この状況はあくまでも対症療法で対応しようとしているものであり、
根本的な解決にはならないとSeaviewは考えています。
なぜイギリスの若者がアルコール依存になるかを、
学術的なレベルで研究している人はいないのでしょうか?
今のところ、イギリス社会の最大の問題が、
この飲酒に関することであるのでは、と思われます。
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