ヨーロッパから商品を輸入した場合、
代金の支払いはヨーロッパの銀行に振り込むことが一般的です。
(個人の取引ではクレジットカードでのオンライン決済の場合もあり)
今回は、その手順についてご紹介します。
ヨーロッパへの銀行振込は、
「外国為替取扱店」からのみ行えます。
従って、銀行でもすべての支店が取り扱っているわけではないので、
事前に取引銀行に相談することをお勧めします。
なお、信用金庫や郵便局(ゆうちょ銀行)でも取扱いをしている場合があり、
Seaviewも海外送金は基本的に岡崎信用金庫に依頼しています。
さて、振り込む場合に必要な情報は次の通りです。
★口座名義人名
★口座名義人の住所
★銀行名
★支店名
★その銀行の支店の住所【これが重要!】
★口座番号【以下に詳述・IBANコードとSWIFTBIC】
この中で、口座番号にはヨーロッパ独特のルールがあります。
それは「IBANコード」と呼ばれる番号があるからです。
IBANとはInternational Bank Account Numberの略で、
ヨーロッパの共通口座番号です。
長さは国によってまちまちで、統一性はありませんが、
通常は国名コード(ISO3166)が最初に付きます。
イギリスの例(ナショナルウェストミンスター銀行プール支店の場合)
GB99 NWBK 5430 0399 9999 99
次に必要になるのはSWIFTBIC(単にSWIFTコードとかBICとも呼ばれる)です。
IBANとは別に記載が必要です。
なお同じ銀行だからといって、必ずしも同じSWIFTBICを
使っているわけではないので要注意です。
必ず事前に送金先に確認を取ってください。
イギリスのバークレイズ銀行の一例
BARCGB22
フランスの郵便貯金の一例
PSSTFRPPMAR
IBANとSWIFTBICの記載がない場合、
ヨーロッパへの送金を断られる場合があったり、
送金できても割増手数料が徴収される上に、
相手の口座への入金が大幅に遅れる場合もありますので
充分な注意が必要です。
日本の国内での送金の場合に比べ、
記載する項目が多いのがヨーロッパの振り込みの特徴ですので、
事前にきちんと準備してから、送金しましょう!