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日本に入った外来語のルーツをたどると・・・

◇評価 60ポイント
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◇登録日
2008年9月23日
Seaview
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道場主

Lv.48

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和製英語という言葉があります。
日本で英語の複数の単語を組み合わせるなどの手法で、
新しく作られたものです。例えば観光地めぐりでよく行われる
「スタンプラリー」は、そのままでは英語圏では通用しません。

ところが、和製英語でなくても日本のカタカナ語(=外来語)には、
英語以外のヨーロッパ系言語由来のものが少なくありません。
そのため、そのまま英語で使っても通用しないことが多くあります。

意外に多いのが、ドイツ語由来の言葉です。
アルバイト(arbeit)は、日本では臨時雇いの時給制の仕事と
いう意味合いが強いのですが、
もともとの意味は「労働」です。
これを英語に訳す場合はparttime jobとなります。
(注:「パートタイマー」は和製英語!)

お医者さんが患者の記録をするのがカルテ(karte)。
この言葉もまた、ドイツ語から来ています。
フランス語にも似た単語でカルト(carte)がありますが、
いずれも本来の意味は「カード」となります。

次はフランス語です。
よく調査などで「アンケート」をとる、と言いますが、
この言葉、英語にはないため「アンケート」(enquete)では通じません。
英語ではquestionnaireといいますが、
この言葉は「質問」を意味するquestionから派生しています。

コンビナート(kombinat)はロシア語由来の言葉です。
もともとはロシアで結合という意味を持つのですが、
旧ソ連時代に関連した工場施設を集中して配置したことから
この名前が生まれました。
日本でも四日市に石油コンビナートがありますが、
これは製油所だけでなく石油化学製品の工場など
関連産業が集積して立地していることを意味しています。

最後にもうひとつロシア語から。
鮭の卵として日本人も大好きな「いくら」。
これもロシア語のイクラ(ikra)から来ています!
もっとも本来の意味はあくまで「卵」なので、
ロシア語では鮭以外でもイクラと呼ぶのだそうです。
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