夏の海外旅行シーズンに入りました。
空港でもビジネスマンよりも観光を楽しむ客を多く見かけます。
そんな中、成田空港駅の中にある「京成たびるーむ」にあった
両替所トラベレックス(Travelex)でレートを確認しました。
写真は7月28日に撮影したものです。
まずユーロをご覧ください。
左2つが現金の、右2つがトラベラーズチェック(T/C)の換算率です。
それぞれ左側が日本円からユーロ、右側がユーロから日本円です。
日本円からユーロに換える場合、1ユーロあたりの日本円は、
現金が172.61円、T/Cが170.11円となっていて、
2円50銭T/Cの方が安くなっています。
逆にユーロから日本円に換える場合、1ユーロあたりの日本円は
現金が164.26円、T/Cが166.56円となり、2円30銭T/Cの方が高くなっています。
ここで上記のレートをもとに実際に計算してみましょう。
51783円出せば現金で300ユーロをもらえる計算になります。
これを仮に使わずに持って帰ってきて日本で再両替すると、
300ユーロは49278円となるのです。
その差は2505円にもなるのです!
トラベラーズチェックでどうでしょう。
51033円出せば、T/Cで300ユーロに換えられます。
但しこちらは発行手数料がかかり、1%分の510円が上乗せされるので、
実質的には51543円となります。
使わないで持って帰ってきた場合、300ユーロは49968円になります。
その差は1575円で済むのです!
ご注意:現在、トラベラーズチェックの手数料は購入場所により異なります!
イギリスポンドはもっと極端です。
200ポンドで計算しましょう。
¥→£:現金225.25円×200ポンド=45050円
£→¥:現金201.17円×200ポンド=40234円<差額4816円>
¥→£:T/C 217.25円×200ポンド+手数料1%435円=43885円
£→¥:T/C 208.52円×200ポンド=41704円<差額2181円>
これを見るだけでも、いかにトラベラーズチェックがお得かが分かると思います。
現地でのトラベラーズチェックの利用に関しては、
過去ネタ(後半部分)を参照してください。
但し、使い残しての再両替ははっきり言って損です。
一度両替したら現地で使い切るようにすることをお勧めします。
ヨーロッパの空港の免税店では、使い残した現金やT/Cは大歓迎なので、
不足分をクレジットカード払いにすれば、使いきることができます。
是非覚えておいてください。