ネタ | 野菜の知恵・栽培・食育道場 | ライフ | まにあ道

「あなたの１番好きな野菜は」と題して、GWにMOA美術館で親子３７７人に野菜投票。選ぶ野菜は、トマト、キャベツ、ナス、大根、キュウリ、エダマメ、ニンジン、タマネギ、サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、ニンジンの１２種。さて、結果はダントツで１位がトマト７９票、２位サツマイモ４２票。最下位はホウレンソウ１３票。みんなトマトが大好きなようです。ちなみに、トマトの有名な品種「桃太郎」はタキイの種屋さんが２０年あまりかけ、１９８３年に完成させた品種。桃のようなピンク色をした、甘さが売り。今やトマトの代表選手。昭和初期の青臭いトマトを知っている人は、もう５０歳以上でしょうか。ちょっとさびしい。この桃太郎は、いわば、甘いことが売れることにスポットをあてたトマト。甘さ、糖は人間にとっても必要なエネルギーで最も素早く取り入れることができます。ヒトの味覚でも赤ちゃんの頃から、乳という乳糖を味覚として感じて飲むことからも、甘さ＝うまいという感覚になるのでしょうか。そのような桃太郎ですが、栄養学者の中には、甘い桃太郎は栄養成分が糖分に偏り、昔のトマトの方がミネラルやビタミンが多かったと指摘する学者もいるようです（もちろん栽培条件により、栄養価は変わると思います）。でも、やっぱり甘い、甘いトマトを買ってしまいそうです。あなたなら、桃太郎と青臭いトマト、どちらを買いますか。イラストは野菜トランプより。