フランスにはカフェがたくさんあります。
店内だけでなく、店の外にも小さなテーブルと椅子があり、
多くの人がコーヒーを飲んでいます。
フランスで一般に「カフェ」といって注文するコーヒーは、
デミタスカップ(写真=日本のコーヒーカップより小さい)に入った
エスプレッソコーヒーです。
他にもカフェオレなども注文できますし、紅茶も一般的です。
このカフェはフランス人の生活の場となっていて、
映画のシーンに出てくることもしょっちゅうです。
人間ドラマも多く繰り広げられています。
Seaviewの知人はカフェで男2人が女性1人をめぐって
口論となり、取っ組み合いになったところで
カフェのウェイターがレフリーストップをかけた、
という笑えそうで笑えない現場を見たのだそうです。
いかにも恋愛大国フランスらしい光景です。
そんなフランスもグローバリゼーションの波が押し寄せています。
実はあのスターバックスコーヒーが、
果敢にもフランス市場に挑戦しているのです!
スターバックスは一足先にイギリスで大成功を収め、
いたるところにお店ができました。
しかし、イギリスではカフェネロやカフェリタッツァなど
多くのライバル店が存在しています。
もともとイギリスにはカフェはそれほどなかったので、
競争になってもそれほど問題になっていないようです。
しかし、フランスになると話は違います。
個人経営のカフェがたくさんあるフランスで、
いきなり世界的なチェーンが進出してきたので、
最初は定着するのか、懐疑的な声も聞こえていました。
2008年2月、パリ・サンラザール駅の前に
かなり大きなスターバックスがありましたが、
中には若者を中心にたくさんの客がいました。
やはりフランス人にも受け入れられつつあるようです。
シャンゼリゼにマクドナルドやバーガーキングがあるような時代ですから、
スターバックスも案外すんなりとパリっ子の生活になじんだのかもしれません。
それでも、フランスのカフェの独特の雰囲気は
味わってみるだけの価値があるのも事実です。
ちなみにSeaviewはイギリスではロンドンやボーンマスで
しょっちゅうスターバックスに行っていましたが、
フランスではまだ一度も中に入ったことがありません!