17日の東京工業品取引所で、中東産原油の先物価格(4月渡し)の終値は、1バレル=10.23ドルとなり、2001年9月の取引開始以来、終値で初めて100ドルを超えました。
また、ニューヨーク商品市場では16日夜、原油先物相場で米国産標準油種WTIの中心限月4月物が1バレル=111.42ドルと最高値をつけました。
この原油高騰は、各国の経済に大きな影響を与えるでしょう。
しかし環境にとってはどうでしょうか?
一般的に原油価格が高くなると代替エネルギーの開発が進むといわれています。
身近なところでは自動車。
ハイブリッドカーやコンパクトカーは、燃費を考えると相対的にお値打ち感が高まります。
電気もそう。
石油や石炭を燃やしている火力発電所。
日本で約半分の電力を供給しているこのシステムは、原油高の影響は大きいものがあります。
電力会社は、風力や地熱といったクリーンエネルギーの開発を進めるきっかけとなります。
一部の経済学者によると、原油高が一定の水準まで行くと、爆発的に代替エネルギーの開発が進むそうです。
それがどの水準なのかは不明ですが、その水準に早く達しないと家計に苦しい時代がすぐ目の前に迫ってきています。
東京工業品取引所ニューヨーク商品取引所(NYMEX)
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