政府とマスコミは原発事故に関して「ごまかし」をしている。
今、多くの国民の関心事は放射線量であろう。すでに気付き始めている方も多いと思うのだが、マスコミの提示する「1時間あたりの放射線」はごまかし表示と言える。我々人間は数値が示された場所に1時間しかいないわけではなく、そこで24時間暮らしているのだ。つまり、1時間あたりの数値など「自分がここにいてよいのか」という事を考えるには無意味な数値と言えるだろう。
さらにマスコミは、STスキャンやレントゲン等の「瞬間的にあびる放射線量」などを引き合いに出し、安全を強調しているようだが、もっとも重要なのは「1時間あたり」でも「瞬間的」な数値でもなく、「月間」「年間」の放射線量ではないのか。
確かに、状況は変化するものであるし、風向き等も考慮すべきであろう。だが、真に国民の事を考えるのであれば、現時点から考慮できる「月間」「年間」の放射線量も仮定し、示す必要があるのではないか。
そして、最近頻繁に登場する「ただちに健康に影響が出る値ではない」という政府やマスコミの示し方。これは曖昧な表現であり、ごまかしの極地と言っていい。では”いつ頃影響がでるのか”を示すべきであろう。
すなわちこういう事である。
「今は問題ないが、いずれ健康に影響がでる被曝量に達する可能性がある。」
忘れてはならない。放射線の恐怖は「ただちに健康に影響は出ない」が、数十年後に被曝量に比例して癌の発生率が増加する点にある。
そもそもごまかしは、原発事故発生当時から始まっていたのである。
枝野官房長官は、爆発を「爆発的事象」などと、役人的言い回しでごまかしていたではないか。「きちんとした情報を報道すべき」は政府であり、民主党であろう。この期に及んで国民を騙し、日本を崩壊へ導くような事は慎んでいただきたいものだ。
「政府発表の放射線量の測定結果は信用できない」
そのような方々のために、有志がガイガーカウンターを使って独自に放射線量を測定し掲載しているサイトがあるので紹介しよう。市販機器の精度は限界があるのだが、少なくとも信用するに足るデータである。
■東京都日野市(ナチュラル研究所)
3月25日現在の示す数値は平常時の倍以上である。
原発内部の映像も参照しておこう(3月23日現在)
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