「
ストップショット」「
1/2」の練習は進んでいますでしょうか?出来る範囲で結構ですので「
練習するときの心得」も是非読み返してみてくださいね。
さて、
「ストップショット」「
1/2」の練習の中で繰り返し書いているのが
「ポケットは狙わないでください」ということですね。入れるのが目的のポケットビリヤードでなぜポケットを狙ってはいけないのか?その理由を今回は書いていこうと思います。
ポケット出来ない理由は大きく分けて3つしかありません。
1.狙った場所が間違えている
2.狙った場所に当たらない
3.狙った場所が間違えている上に狙った場所にも当たらない
これらを解決するために練習をする訳ですが、
これまでに書いて来た練習方法はすべて「狙った場所に当てる練習」です。すなわちポケットするための練習ではありません。結果として正しくショットされれば自然とポケットされるように配置して練習して頂いている訳ですから、ポケットしない理由は上記3つのうち1つしかありません。狙った場所に当たっていないということですね。
実は怖いのが3の逆です。すなわち、
狙った場所が間違えているのにたまたま当たった場所がポケットされる場所だったという場合です。これでも先球はポケットされますが、狙った場所も違えばその場所にも当たっていない訳ですから単なるラッキーショットに過ぎません。それを「入れた」と勘違いしてしまうと上達の妨げになる場合があります。「入れた」のではななく「入った」というのが真相な訳ですからね。
私のご提案している練習方法にはそれぞれ目的があります。これは何のための練習なのか?それをきちんと理解した上での練習と、単に良いと言われているからと目的意識も持たずにする練習ではおのずと成果やその後の上達に差が出ると思います。
「
ストップ」も「
1/2」もポケットしなくても構いません。今はまだ正確に狙った場所に当たっていないんだ。と現状を理解することが大切です。そして繰り返しているうちにちゃんと出来るようになるはずです。そしてこの練習がある程度の確率で出来るようになれば、今度はいよいよ入れる練習です。
それでも、もう怖がる必要はありません。正確にショットすることは出来ているはずですから、今度は狙う場所についてだけ検証し練習すれば良いだけですからね。それらの練習方法などはまたネタでご紹介する機会があると思います。