今年のBMWは、昨年とはまた違った意味で斬新なデザインのマシンを作り上げてきました。
フロントノーズは太く、2005年ウィリアムズのセイウチノーズを思い起こさせるくらい。
その下にはボードが設置されて、トンネルが作られている。
サイドポッドは両端は怒り肩のように上がっていて、アンダーカットは前方のみ。
フロントウィングは内側に大きなスプリッタで仕切られており、
エンドプレートは上下にフラップが付いている。
見た目には速そうなイメージがないのだが、近年空力のトレンドを作ってきたチームだけに
目が離せない存在といえます。
「主要諸元」
シャシー構造 カーボンファイバー・モノコック
サスペンション アッパー&ロワ・ウイッシュボーン(フロント・リアとも)、スプリング&ダンパー内臓、
プッシュロッド付(ザックス・レース・エンジニアリング製)
ブレーキ 6ピストン・キャリパー(ブレンボ製)、
カーボン製パッド&ディスク(ブレンボ、カーボン・インダストリー製)
トランスミッション 縦置き7速クイックシフト・ギヤボックス、カーボンファイバー製クラッチ
KERS エレクトリックシステム BMWザウバーF1チーム
シャシ・エレクトロニクス MES製
ステアリング BMWザウバーF1チーム
タイヤ ブリヂストン・ポテンザ
ホイール OZ製
全長/全幅/全高 4,690mm/1,800mm/1,000mm
トレッド 1,470mm(フロント)/1,410mm(リア)
総重量 605 kg (ドライバーを含む。燃料タンクは空状態)
<エンジン>
型式 BWM P86/9
バンク角 90度
排気量 2.4L
バルブ数 各シリンダー4バルブ
バルブ駆動 圧搾空気式
エンジンブロック アルミニウム
シリンダーヘッド アルミニウム
クランクシャフト スチール
オイル・システム ドライサンプ式
エンジン・マネージメント スタンダードECU(MES製)
スパークプラグ NGK製
ピストン アルミニウム
コネクティング・ロッド チタニウム
全長/全幅/全高 518mm/555mm/595mm
総重量 95 kg
最高回転数 19,000rpm
コメントはまだありません。