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日本人ドライバー小林可夢偉がドライブすることで注目が集まるザウバー。BMWと別れプライベーターに戻ったこのチームは今季フェラーリエンジンを積み、ギヤボックスも供給を受けます。マルチディフーザーを生かすエアロ処理が徹底されており、ハイノーズやサイドポッドのアンダーカットからうかがえる。保守的な開発の中にしっかりした方向性が感じられます。

「主要諸元」

型式	ザウバーC29
シャシー	カーボンファイバー・モノコック
サスペンション	ダブルロワ・ウイッシュボーン(前/後)
ブレーキ	ブレンボ製6ピストン・キャリパー、 カーボンパッド＆ディスク(ブレンボ、カーボン・インダストリー製)
トランスミッション	フェラーリ製縦置7速7速クイックシフト・ギヤボックス、 カーボンファイバー製クラッチ
エレクトロニクス	MES製
ホイール	OZ製
全長/全高/全幅	4,940mm/1,000mm/1,800mm
トレッド（前/後）	1,495mm/1,410 mm
総重量	620 kg (ドライバーを含む。燃料タンクは空状態）

「エンジン」

形式	フェラーリタイプ056
排気量	2,398cc
気筒数	8
Vアングル	90度（鍛造アルミニウム）
バルブ数	32
バルブ駆動	圧搾空気式
ピストン口径	98mm
重量	95kg