ビックリマンシールのデザインができるまでの行程を紹介します。
■□シールデザイン注文発生□■
シールのデザイン作成は、ほとんどの場合はキャラ名と簡単な設定が
文字としてデザイナーに送られてきます。
(まれに映画の影響を受けたりして大まかなデザインを指定してくることが
あるらしいですが)
その注文からデザインを起こすことになるわけですが、
まずは思いつくままアイディアを紙に描いて形にしていったようです。
で、ラフデザインの中から良さそうなものを選んで形をまとめ、
大日本印刷(DNP)経由でロッテに送って、
そこからダメ出しや手直し依頼が入ります。
この「クリエイティブな戦い」と称されるやり取りの末に、
ようやくデザインが完成するわけです。
(左の写真)ちなみに、当初はきっちりデザインを仕上げてから送っていたそうですが、
あまりにも修正要求が多いため、途中からラフ段階で送りだすようになりました。
■□デザインが決まってから□■
次は着色。
この段階ではCG全盛の今では考えられない作業が行われました。
実はシールのイラストは、フィルムに線画を転写したものに
特殊な塗料で着色されています。フィルムの大きさは約10cmぐらい。
(中央の写真)注目すべきはフィルムの裏側です。着色は裏側からされているのです。
つまり通常の色塗りとは逆に、ハイライトや模様など最も上に来るべき部分から
塗っていくわけです。アニメのセル画と同じ手法ですね。
(右の写真)僕たちがときめいたビックリマンシールは、
たいへんなこだわりをもって作られたものだったんですね!
悪魔シールがダブったって捨てていたのが申し訳ないです・・・。
80年代をすごした かつての少年少女達に贈る!!
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