「iPhone 16 Pro」「Google Pixel 9 Pro」は、日本で「コンパクトなカメラスマートフォン」として注目される。横幅が70mm台前半と片手で握りやすく、5倍以上の望遠カメラを搭載して遠くの被写体も美しく撮影できる点が評価されている。このコンセプトに似たスマートフォン「vivo X200 Pro mini」が中国で登場した。
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VivoノートPCバッテリー
vivo X200 Pro miniの製品名には「mini」と付いているものの、高さ150.8mm、幅71.8mmであり、そのサイズ感は日本国内でも販売されているハイエンドかつスタンダードモデルであるiPhone 16やGalaxy S24に近い。ただし、6.6型クラスのディスプレイサイズが主流となっている中国市場では、小型モデルに分類される。
プロセッサには、MediaTek Dimensity 9400を採用。MediaTekのAndroid端末向けプロセッサとしては最上位で、高い基本性能はもちろん、ISPやAIの性能向上がカメラ性能の底上げにつながる。高度なAIアクセラレータ「MediaTek AI」の搭載により、“消しゴムマジックのvivo版”といえる「AI Eraser」で生成AIを利用できる。人物を高精度に検出でき、高速に処理できる。
いざ、vivo X200 Pro miniを利用すると、ストレスなく動作すると感じる。vivo独自のチューニングとベイパーチャンバーにより、本体の発熱も抑えられているようだ。試しに、高い負荷のかかる「原神」を1時間ほど連続でプレイしたところ、背面が徐々に温かくなることが分かったが、極端に「熱くなる」と感じることは少なかった。優秀なプロセッサと冷却設計による結果といえる。
その結果、コンパクトなvivo X200 Pro miniにも5700mAhという大容量バッテリーを搭載できるようになった。参考までに、vivo X200 Pro miniに近いサイズのGalaxy S24は4000mAh、Google Pixel 9 Proは4700mAhであることを考えると、この5700mAhがいかに大容量であるかが分かる。vivo X200 Pro miniは90Wの高速充電、30Wのワイヤレス充電にも対応している。本機種のような大容量バッテリーを採用するスマートフォンには急速充電技術が欠かせない。
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