前回までは小腸に寄生する寄生虫編でした(・o・)
今回はその他の部位に寄生する寄生虫編です♪
●盲・結腸に寄生する寄生虫
〈犬鞭虫〉
虫体は体前端が細く、後端が太いむちのような形をしている。
成虫は主に盲腸粘膜内に体前部を深く穿入させて寄生し、
吸血により血漿中の栄養分のほか赤血球も消化、利用する。
重度の感染では小腸にも寄生して長期の下痢、粘血便やしぶりなどの症状がみられる。
●赤血球内に寄生する寄生虫
〈バベシア〉
マダ二類によって媒介される原虫で、マダ二が吸血する際に、
唾液とともに犬の血管内に注入される。
感染した虫体はただちに赤血球内に侵入し、赤血球内成分を栄養源として発育する。
分裂した虫体は赤血球を破壊して新たな赤血球内に侵入し、分裂をくりかえす。
初感染体における症状は重篤で、貧血の進行が早く、元気消失、
発熱、血色素尿などの症状がみられ、死に至る場合もある。
参考にさせて頂いた本『イラストでみる犬の病気』
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