寄生虫症
■犬の体内に寄生する寄生虫には、長さが10センチを超える犬回虫のようなものから、
顕微鏡でなければ観察できない原虫類までさまざまなものがみられます。
寄生部位についても小腸や大腸などの消化管内に寄生するものや、
血液内に寄生するものなどがあります。
これらの感染は主として、虫卵などの感染源を食物や水とともに摂取したり、
感染源がひそんでいる中間宿主などを摂取することによっておこり、
血液内の寄生虫は吸血性のダニや昆虫によって媒介される。
◆小腸に寄生する寄生虫
〈犬回虫〉
成虫は腸管腔に寄生しており、宿主が消化した食物を栄養源としている。
このため、とくに幼犬に多数の虫体が寄生すると消化吸収に影響をうけ、
発育不良をもたらすことになる。
また、虫体が体形(10〜15センチ)であるため、腸粘膜への機械的刺激や、
内腔の塞栓などをひきおこし、下痢や腹痛の原因となる。
参考にさせて頂いた本『イラストでみる犬の病気』
みぃでした!(^^)!
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