TOP > レジャー・アウトドア > ヨーロッパ旅行道場 > ネタ

道場TOP ネタ一覧 ヨーロッパ旅行道場

分割民営化された英国鉄道

◇評価 0ポイント
◇閲覧回数 9,019
◇登録日
2008年1月21日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

Check

前のネタへ
次のネタへ
    英国にもかつては国鉄が存在していましたが、
    日本とは異なる形でかなり以前に分割民営化が行なわれました。

    まず線路を所有する会社と運行する会社に分け、
    さらに運行する会社はフランチャイズ制をとり、
    基本的には10年契約(短い場合もある)を結ぶ形になっています。
    運行する会社は日本よりもはるかに数が多く、
    さらに運行エリアもダブっているケースが少なくありません。

    フランチャイズは契約が終わる前に
    次の契約を希望する会社が応募する形をとります。
    そしてDepartment for Transport(交通庁)が資格審査を行い、
    それによって選ばれた会社が運行する権利を獲得するのです。

    このため、同じエリアを運行する会社が契約終了と共に
    変更されることもめずらしくありません。
    単純に分割して株式会社にしたあと、政府保有の株式を売却して
    民営化を行なった日本のシステムとは全く異なります。

    ここで日本でも有名なヴァージングループを例に挙げて説明します。
    ヴァージングループは、ヴァージントレインズの名前で
    「クロスカントリー」と「ウェストコースト」の
    2つのフランチャイズを持っていました。
    しかし「クロスカントリー」に関しては2007年11月に
    路線バス大手のアリーヴァグループがフランチャイズを獲得したのです。
    これに伴い、サービスの内容も変更される予定になっているのです。

    ヨーロッパでは交通企業が多角化を進めており、
    イギリスのバス会社グループの多くが鉄道のフランチャイズを獲得しています。
    また、フランスの会社がイギリスのバス会社の買収に踏み切っていたり、
    さらに香港の地鉄公司(MTR)もイギリスの鉄道事業への
    進出を計画していたこともあるなど、戦国状態になっています。

    このようにイギリスの鉄道事業は少々複雑なので、
    どの会社が運行しているかは、下記のナショナルレイル公式サイトで
    確認しておくことをお勧めします。
    http://www.nationalrail.co.uk/tocs_maps/tocs/
    【このネタに対するあなたの評価は?】
    ☆☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆
    【キーワード】
    登録されていません

    ブログ? そんなの必要ありません! 今日から、いきなりアフィリエイトスタート!

    【まにあ道アフィリエイト】まにあ道ならAmazonアソシエイトIDを利用してネタを書くだけで、お気軽に始めていただけます。