日本の空港でも、いろんなレストランが揃っています。
規模が大きい成田や関空は言うに及ばず、
セントレアのように食事目的で集客できる空港さえあります。
でも、日本の空港は出国審査が終わって搭乗を待つ間は
食事をしようとしてもカフェテリア風の簡単な場所しかありません。
このため、欧米の乗客からは不満が強く、
空港評価で知られるスカイトラックス社のサイトでは
多くの欧米人が日本の空港の出国後のレストランの不備を指摘しています。
これはどういうことかというと、
体が大きい欧米系の人達はとにかくたくさん食べるからです。
彼らの言い分は、機内食だけでは足りないから
乗る前にしっかり食べておこう、ということなのです。
ではヨーロッパの空港の出国審査後の搭乗待合室は
どうなっているのでしょうか?
まずロンドンヒースロー空港ですが、バーガーキングにはじまり、
パブ風のレストランやイタリアンレストラン、
そしてキャビアやスモークサーモンに生牡蠣を食べさせるバーなど
実に多彩な飲食店が勢ぞろいしています。
アムステルダム・スキポール空港もマクドナルドにはじまり、
肉料理を出すレストランがあったりするほか、
なんとカウンター式の寿司バーまでありました。
ウィーン・シュヴェヒャート空港にいたっては、
本格的なウィーン風仔牛のカツレツをやはり出国審査後に食べることができます。
このようにヨーロッパではおなかをすかせて飛行機に乗るのではなく、
おなかを満たしてから乗っているような感じです。
このため、機内食を残す人が欧米系で少なくないのもうなずけます。
ちなみにアジアでもソウル・インチョン空港、クアラルンプール空港、
香港国際空港のように非常に充実したレストラン街を持つ空港があります。
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