旅に出たとき、エスカレータの立ち位置にとまどった
経験をお持ちの方も多いと思います。
日本だと東京は左側に立って右側を空け、
逆に大阪では右側に立って左側を空けます。
名古屋は明確な規定はありませんが、
東京に習って左側に立つのが一般的のようです。
ではヨーロッパではどうなのでしょうか?
少なくとも
イギリスとフランスは大阪方式になっています。
つまり、右側に立ち、左側を急ぐ人のために空けるのです。
写真左はフランス・パリのメトロのマドレーヌ駅でのエスカレータ、
写真右はイギリス・バーミンガムのブルリングショッピングセンターです。
特にイギリスはロンドンの地下鉄がかなり深いところを
走っているため、エスカレータもかなり長いです。
その長いエスカレータを乗り継ぐことも珍しくなく、
急ぐ人はかなりの早足でエスカレータを駆け上がっていきます。
逆に疲れている人は立っているだけでも疲れを感じそうなほど
長い間エスカレータに乗ることになります。
ですから、ルールをきちんと守っておく必要があります。
そしてロンドンの地下鉄ではエスカレータしか移動手段がないケース
(=階段がない!)もあるので注意が必要です。
エレベータ(イギリス英語ではリフトという)の整備も
遅れているので、このあたりは事前に知っておくといいと思います。
なお、ヨーロッパではエスカレータの速度が
日本よりかなり速いので、くれぐれも安全に気をつけて利用しましょう。