FIA国際控訴裁判所が15日、ブラウンGP、トヨタ、ウイリアムズのディフューザーが合法であると裁定を下しました。
開幕からくすぶっていたこの「ディフューザー問題」は一旦の閉幕となりました。
ただ、ここから大変なのはこの3チーム以外の7チーム。
ディフューザーは空力の大きなウェイトを締める部分なので、
もしかするとマシン全体を見直さなければならないかも知れません。
実際、レッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイは先日、
「このディフューザーによる効果を確認できなかった」と話しています。
ただ一方、ルノーのフラビオ・ブリアトーレは、
「風洞実験で14%のダウンフォース増加がみられた」とも話しています。
どちらにしても、他チームはこのディフューザーの開発を始めており、
早ければヨーロッパラウンドからお目見えすることとなるでしょう。
コスト削減が叫ばれているなか、2000万ユーロともいわれる新ディフューザー開発に
投資しなければならないチームは大変です。
難しいとは思いますが、今回の事を糧にレギュレーションの確認をしっかりしてほしいものです。
さて、これからこの新空力を使ったマシンが登場した後、
どのチームがチャンピオン争いに加わってくるのでしょうか?
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