今年5月、愛知県を中心に展開するスーパーのユニー(アピタ)と、
フランスのスーパーである
オーシャン(Auchan)とが提携しました。
その報道を、Seaviewはうかつにも見逃していました。
7月になって、母がアピタでフランスワインを買ってきました。
そこにはオーシャンとの提携で輸入されていることが、
小さなラベルでロゴマークと共に表示されていました。(写真:2枚とも)
ロゴマークに見覚えのあるSeaviewはびっくりして、
思わず声を上げてしまったほどです。
オーシャンはカルフールに次ぐフランス第2のスーパーです。
スーパーといっても規模が大きく、ハイパーマーケットと呼ばれています。
このため、商品もまとめ買いを前提とした品揃えになっています。
例えば、ヨーグルトを買う場合、1個では売っておらず、
6個つながった形で売られています。
当然のことながら、1個買いよりは値段が安いので、
まとめ買いをしていくことになります。
特にミネラルウォーターに関してはこの傾向が顕著で、
1.5リットル入りの6本パックはごく当たり前に売られています。
このようなスタイルになるのには理由があります。
フランスではモノプリ(Monoprix)やアタック(Atac)、
シャンピオン(Champion)など小規模のスーパーが多く、
こういったスーパーでは1個売りが原則だからです。
コンビニが存在しないフランスでは、
この手の小規模スーパーはちょっとした買い物に利用されます。
でも、価格の安い商品をまとめ買いをする場合は、
クルマでスーパーへ乗り付けることになります。
こうなると買う量も半端ではなく、
ショッピングカートに目いっぱい詰め込んでレジを通ることになります。
こういった需要を満たすためにカルフールやオーシャンが生まれ、
ハイパーマーケットというカテゴリーができました。
このような売り方をするオーシャンなので、
品揃えは非常に豊富で、しかも安く売っています。
オーシャンの仕入れ網にユニーが入ることによって、
日本の小売業界も変革のきっかけができたように思えます。
ユニーが調達した日本の商品をオーシャンに供給する話もあり、
今後の動きが注目されます。
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