ヨーロッパは日本以上に歴史的な遺産を大切にします。
パリでは街並みの景観を守るために、厳しい規制がかけられていますし、
イギリスでは家の外観を改装するのにも、その家の前に市役所が公告を出し、
異議申し立て期間を設けているほどです。
ですから、日本国内で気をつけている文化財保護の意識を、
ヨーロッパに行っても同じように持つ必要があります。
しかしながら残念なことに、東海地方のある短大生が、
イタリアのフィレンツェにおいて、落書きをしたことが発覚しました。
それも、短大が主催した研修旅行中のことだったそうです。
非常に残念なニュースです。
確かにヨーロッパではあちこちで落書きを見かけます。
だからといって、日本人が真似して落書きをしてもいいのでしょうか?
イギリス留学中、日本人や台湾人、タイ人などが、
遊び慣れている現地のイギリス人の真似をしたいのか、
自分でタバコの葉を買って紙に巻いて吸っていたり、タトゥーを入れたり、
ボディピアスをしたりしている人も多く見かけました。
それらに関して、私はコメントするつもりはありませんが、
その延長で不法行為に手を出している人も残念ながらいるようです。
落書きなどの迷惑行為、快楽感を求めるために麻薬に手を出すこと。
こういった違法行為まで真似をすることは許されません。
残念なことにこのところ大学生が大麻を所持したり、
使用したりして警察に逮捕されています。
そういった人達の中には、語学留学中に大麻を使用するようになり、
日本に帰国したあともそのまま使っていた場合も多いようです。
ちょっと危ないことに手を出すことをカッコいいと思ってはいけません。
一度違法行為に手を染めたら、その後の人生に制約が付いて回ります。
その上、海外で処罰された場合、強制退去処分を受けたり、
将来にわたって入国禁止になる場合もありえます。
ビザ(入国査証)の申請では犯罪歴を書くことが求められ、
もしそれを書かずに申請してあとで発覚した場合、
海外旅行そのものができなくなることもありえるのです。
ですから、マナーとルールは必ず守ってください。
Seaviewからの切なる願いです。
コメントはまだありません。