旧約聖書「創世記」には、最初の人間とされるアダムとイヴが
管理する「エデンの園」と呼ばれる楽園の記述がある。
では実際の記述を見てみよう。
旧約聖書「創世記」2章8〜15節
主なる神は、東の方のエデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。主なる神は、見るからに好ましく、食べるに良いものをもたらすあらゆる木を地に生やし、また園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えいでさせられた。エデンから一つの川が流れ出ていた。 園を潤し、そこで分かれて、四つの川となっていた。第一の川の名はピションで、金を産出するハビラ地方全域を巡っていた。その金は良質であり、そこではまた、琥珀の類やラピス・ラズリも産出した。 第二の川の名はギホンで、クシュ地方全域を巡っていた。 第三の川の名はチグリスで、アシュルの東の方を流れており、第四の川はユーフラテスであった。
■エデンの園は実在したのか?
記述にあるチグリス川とユーフラテス川は実在する。
ピションも調査でその存在が確認されている。
つまり、エデンはメソポタミア地方であった事は間違いないだろう。
いくつかの説を紹介しよう。
【グ・エディン説】
紀元前2600年〜前2500年頃、メソポタミアのラガシュとウンマという
都市国家がグ・エディンという肥沃な土地をめぐって争いを続けていた。
【エリドゥ説】
エリドゥはBC4900年頃建設されたとみられシュメール最古の都市である。
▲現在のエリドゥ遺跡(左)と往時のエリドゥ(右)
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