携帯電話に殆ど標準装備となったカメラ機能ですが、その実力は確実に一昔前より向上しています。携帯電話カメラでもデジカメ機能に特化した機種に関しては、コンパクトカメラ並の解像度を持っているものもあります。
■どういったときに差がでるのでしょうか?
1.暗い場所 2.動いているもの 3.連射枚数
この3つが性能差が顕著に現れてきます。皆さんが思われているように携帯カメラよりコンパクトカメラが優れており、一眼デジカメが性能的には一番優れているということになります。
反面、携帯カメラにも優れている面があります、それは何といっても、
「機動力」です。もともとが電話ですので、常に持ち歩いていることが多く予期せぬ被写体に出くわしたときにとっさに反応ができる。また被写体に対して、「緊張感」を感じさせないというのもアドバンテージです。
また、直にメールに貼付して送信できるのも大きな魅力です。画質面でも、日中のフィールドであれば、コンパクトタイプに肉薄する画質を誇っており、今後の進化が期待できます。
■どうして同じ1000万画素なのにこんなに違うのでしょうか?
機械的にはCMOSセンサーの大きさに係ってくるのですが、もう一つ大きな要因の一つにレンズの大きさがあります。1000万画素というのはデータの大きさなのですが、それを取り込む入口の大きさが違うとすれば、おのずと解りやすくなると思います。
おなじコップの大きさなのですが、水を注ぐ入口が小さいと少しずつしか水が入りません。携帯やコンパクトタイプのレンズは小さく、少しの光りしか取り込めないのも、暗いところでアドバンテージを失う理由です。
今回は画質の違いということで、性能差を紹介しましたが、携帯電話でしか撮影できないものもあります。ですので、3つの機材を自分の撮影スタイルに合わせて上手に活用することが大切なことだと思います。