冷え性、低体温を改善するには?
女性をはじめ男性や中高年、子供にも増えている冷え性や低体温。冷え性や低体温は色んな症状や病気を引き起こしてしまうため、
「冷え性、低体温は病気の前段階」ととらえ、早急に改善をする事が大切です。
肩こりや頭痛、疲労感などの症状はありませんか?こういった症状は軽く考えられがちですが、
ガンなどの重い病気にかかるかかからないかは、このような症状の時に
冷え性や低体温などの症状を改善できるかどうかに懸かっていると言っても過言ではありません!もちろん重い病気になる原因はこれだけではありませんが、冷え性、低体温を放置して防げるはずだった病気にかかってしまわないよう、原因、症状、改善方法を知り対策していきましょう!
●冷え性とは、低体温とは
冷え性とは、末端の血管が収縮し血液の滞りが長期的に起こっている状態。
手足などの末端は冷えているが、体温が低いわけではない。
低体温とは、体の内部が冷えていて体温が35.5度くらいと低い状態。
中には、手足などの末端は温かいのに体温は低いという人もいる。
●冷え性、低体温の症状
・手足などの末端部分が冷える
・腰や内臓などが冷える
・体温が35.5度くらいと低い
・風邪を引きやすい
・身体は冷えているのに のぼせたような感じになる
・夜中に何度もトイレへ行く
・ダイエットが困難
また、体の深部が冷えているが表に近い部分は血液が活発なため、冷えていることを自覚しにくい
隠れ冷えといった症状も。
●冷え性、低体温が引き起こす症状、病気
肩こり、頭痛、腰痛、腹痛、花粉症、アトピー性皮膚炎、疲労感、メタボ、生活習慣病、肥満、不眠、貧血、めまい、動悸、息切れ、立ちくらみ、便秘、倦怠感、自律神経失調症、不妊、子宮ガン、乳ガン、子宮筋腫、子宮内膜症、生理痛、生理不順、更年期障害など
●冷え性、低体温になる原因
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食生活や生活習慣・・・加工精製食品の取り過ぎにより タンパク質、脂肪、糖分を過剰摂取する反面、ミネラル、ビタミンは不足傾向になり基礎代謝が悪化し 冷え性、低体温の原因になる。運動不足や睡眠不足でも基礎代謝が悪化し 冷え性、低体温の原因になる。服装については、寒い環境でミニスカートや短いパンツなどを着用したり、薄着だと冷え性、低体温の原因となる。また、タバコを吸うと血管が急激に収縮するため、血流が悪くなり基礎代謝も低下する。
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自律神経失調・・・血管は自律神経でコントロールされているため、自律神経が乱れる事により緊張やイライラなどと共に血行も悪くなる。ストレスも冷え性、低体温の原因となる。
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貧血・・・鉄分不足などで貧血になり、赤血球に酸素を運ぶ能力が弱く、全身でエネルギーを生み出せなくなり、低体温の原因となる。
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低血圧・・・運動不足や筋力不足、心臓のポンプとしての弱さなどが低血圧を招き、低血圧だと血液が手足の先まで届きにくくなる。
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ホルモン異常・・・ホルモン分泌や血管伸縮は、視床下部からの指令でコントロールされており、女性の場合 思春期、生理、更年期などで女性ホルモンのバランスが変わる。これが血管のコントロールにも影響し冷え性や低体温になる。ホルモンが原因となっている時は、冷え性の症状と同時に、身体は冷えているのに のぼせたような感じになる症状が現れる。
●冷え性、低体温を改善する方法
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体を温める食物を摂る・・・生姜、ニンニク、唐辛子、ゴボウ、大根、たまねぎ、れんこん、にんじん、にら、黒豆、ごま、味噌、肉類、魚介類、卵、チーズ、日本酒、赤ワインなど
(反対に、体を冷やす食物とは 冷たい飲み物やアイス、夏野菜、南方産の果物、糖分など)
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運動する・・・ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を持続すると効果的。
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同じ姿勢を長時間続けない・・・定期的に体を動かすと良い。
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温かい服装をする・・・レッグウォーマーで足を温める、ハイネックやマフラーで首を温める、腹巻でお腹を温める、冬にミニスカートやホットパンツのような露出度の高い服を着ない、服を重ね着するなど。
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半身浴で体を温める・・・38度〜40度程度のお湯で長時間の半身浴が効果的。
(水分補給を忘れずに!また、肩などが冷えないよう乾いたタオルを羽織ると良い。)
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電気あんかや湯たんぽなどで足を温める
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ストレスを溜めないように努める
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規則正しい生活を心がけ、睡眠時間を十分にとる
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タバコを吸わない