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W杯南アフリカ大会で、試合後のイングランド代表のロッカールームにサポーターが侵入するのを手助けしたとして英大衆紙の記者が逮捕され、南ア内外のメディアをにぎわせている。
捜査当局は、競技場の警備の甘さを指摘しようとした記者の「やらせ」との見方を示し、一方の大衆紙側は「不正はない」と強く反論。記者への本格的な審理はケープタウンで10日始まる。
地元メディアなどによれば、逮捕されたのは英大衆紙サンデー・ミラーのサイモン・ライト記者。
サポーターの英国人男性は6月18日にケープタウンで行われた1次リーグC組のイングランド−アルジェリアの試合後、ロッカールームに侵入。同紙は20日付で、男性がトイレを探しているうちに偶然、選手や同行している元主将のベッカム氏に出くわし、「恥さらし」と述べたとの男性の独占インタビュー記事を掲載した。
警察によると、ライト記者は、男性のために偽名でホテルの宿泊予約を取り、インタビューに関する契約も締結していた。男性はその後逮捕され、罰金750ランド(約8700円)を支払った。
サンデー・ミラーは「記者が侵入に関与したというのは全くのうそだ」との声明を出している。
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