車のカタログを見ていると目に入ってくる「10・15モード燃費」という言葉。
エコカー等、燃費をうたっている車が増えたなか、非常に重要な数字となっています。
ただ、この燃費の数字と実際の走行での数字が離れていて、ちょっと不満に思ったことはありませんか?
そもそも、この「10・15モード燃費」ってどんな風に測定されているですが、
都内の道路における平均的な走行状態(10モード)と、郊外の条件のいい道路を走ったときを想定したもの(15モード)を組み合わせた走り方から算出します。
10モード・・・都内の道路における平均的な走行状態
15モード・・・郊外の条件のいい道路を想定した走行状態これを10モードでの測定3回、15モードでの測定1回の結果から算出されます。
ハイブリッドカーはこの値が大きく出やすい傾向があり、
現行プリウスで、10・15モード35.5km/lに対し、実際は20.4km/l程度、
シビックハイブリッドも18.3km/lに程度で、いずれも約60%程度の値となっています。
ただ、ハイブリッドでない車に対しては燃費がいいことに変わりはありません。
「JC08モード」という実際の走行に近い厳しい条件での燃費測定が、平成21年10月販売のものから義務付けられます。今でも測定値が載っているものもありますので、参考にしてみてください。
参照:IRIコマース&テクノロジー