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自分の力で虫歯予防の修復作業ができなくなると虫歯になる

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2018年11月22日

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適切なセルフケアと3か月に1度のプロフェッショナルクリーニングで、虫歯や歯周病の予防が可能です。また、診療が終わったあとの定期的なクリーニングをすることによって、治療後の良い状態を保つことができます。それだけでなく、なんらかの都合で治療を延期した場合でも、定期的なクリーニングを行うことによって、虫歯や歯周病の進行を遅らせることができます。<o:p></o:p>

ハンドピース

お口の中の状態を正確に知るには、専門家による検査や検診が欠かせません。
万が一、虫歯や歯周病などになってしまっても、早期であれば治療にかかる時間や費用も少なくてすみます。ですから、定期的な検診や検査が大切なのです。一般的な検査は、保険内で行うことができますので、お口の中の健康を保つためにも、3ヶ月に1度は定期的な検診や検査をおすすめします。また、自費になりますが、虫歯菌や、歯周病菌の検査も可能です。虫歯菌が多い人は虫歯になりやすいですし、歯周病菌の多い人は歯周病になりやすいです。検査の結果によって、歯磨きの仕方や、食べ物など、自分何に気をつけなければいけないのか、など、アドバイスも行っております。<o:p></o:p>

口腔内カメラ

自分の力で虫歯予防の修復作業ができなくなると虫歯になる<o:p></o:p>

そもそも歯は、ハイドロキシアパタイトという結晶でできていて、酸に溶かされやすい性質を持っています。つまり虫歯というのは、バイ菌の作る酸で歯の結晶が壊れている状態をいいます。バイ菌の作りだす酸が、健康な歯を破壊するのです。
では、その菌はどこにいて、どんな風に繁殖するのでしょうか。
実は、口の中には何百種類というさまざまな菌がいて、そのほとんどが酸を出します。ですから、ほとんどのバイ菌は虫歯菌になりうるのですが、実際に虫歯菌となって悪さをすることはあまりありません。
なぜかというと、ヒトの口の中は酸で溶けた歯を修復するシステムがあるからです。
菌の栄養は糖で、ヒトが摂取した糖を栄養素として摂取し、菌が栄養を摂取した後の代謝物として酸が出されます。しかしその酸は、唾液でいずれは中和します。また唾液の中にはカルシウムが含まれていて、溶けた歯を修復する作用があるのです。これを再石灰化といいます。
つまり、ヒトの口の中では、1日に何度も「溶ける→修復する」ということが繰り返されているのです。ところが、修復している最中にまた菌への栄養素がやってくると酸が出され、十分に修復されないうちに、溶けるという状態が訪れます。つまり、溶けている時間のほうが長くなってしまい、溶けた歯を修復するバランスが崩れるわけです。そうなると、そこから侵食が広がり虫歯になっていきます。
虫歯は一度できてしまうと、残念ながらこのシステムで修復することは不可能なのです。<o:p></o:p>

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