まだまだ続くNYネタ。今回はChelsea Hotelです。
外から見ると普通のホテルなのに、ロックの世界では「伝説の」とか言われてる、すごいヤツ。
何が「伝説」かというと、物事にはやっぱり理由があって。面白いもんで。
アンディ・ウォーホル、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズ、ボブ・ディラン、パティ・スミス、シド・ヴィシャス、などなど、ロックと関わりの深〜い人たちがよく使っていた。
パティ・スミスに至っては、このホテルで恋人と同棲していたこともあるらしい。
だから行ってきましたよ、えぇ。雨ん中。
ホントに外からは何てこと無い普通のホテル。
でも、何が他と違うって、1Fにテナントで
ギター屋さんが入ってる。
さすがロックンロールなホテル。
行ってみてそれが一番驚いた。
外観だけじゃ何となく物足りなかったから、中にも入ってみた。
NYのランドマークにも指定されてるらしくて、広いんかと思ったら、中は超狭くて、なぜか中東系の顔したおっさんがフロントに座ってた。
ロビーは薄暗くて、アブストラクトな絵とか壺とかが飾ってあって、ちょっとした美術館風な作りだった。
ハイロウズの歌に「ニューヨーク」ってのがあって、その中で「まるで鍾乳洞 チェルシーホテルのロビー」っていうフレーズが出てくるけど、ホント、ある意味鍾乳洞。
狭くて暗くて、正面の奥にはアラビアンおやじがニラミを効かせていて、何だかミステリアスな雰囲気。
ていうかおっさん、一応ホテルのフロント何だから愛想よくしろよ。
せめて立ってろっつーの。
あと、僕がホテルの写真を取った時に、偶然部屋のベランダから出てきた男が,
裸の大将スタイルで下を見下ろしていた。写真にも写ってる。
ホテルの存在は伝説でも、そこに泊まる人はロックとは全く関係が無いのねん。