三重県桑名市
六華苑は、二代目諸戸清六の邸宅として大正2年(1913年)に完成。
諸戸清六は父親が残した莫大な借財(一千両)をわずか2年で完済し
のちに日本一の山林王といわれるまでになった人物です。
六華苑に入るとまず、木造2階建て天然スレート葺きの洋館が目に入ります。
ここは鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計
によるもので、中を見学することもできます。
また池泉回遊式庭園もあり
暖かい日には、ゆっくりと庭園を眺めながら散歩したり、
和館の縁側から、池を眺めながら語り合ったり
のんびりと過ごすことにも最適です。
春には薔薇がきれいに咲いていますよ。
和洋の様式が調和した明治・大正期を代表する
貴重な文化遺産であり、国の重要文化財に指定されています。
また春と秋にしか公開されない、六華苑に隣接する諸戸氏庭園も
おすすめです。
こちらは国の名勝に指定されている庭園で
江戸時代の豪商山田彦左衛門の隠居所として造園され
それを明治に初代諸戸清六が買い取り、新たに増築した庭園です。
季節の花が庭を彩り、とても美しいです。
心が洗われますよ。
展示室に掲示された諸戸家の倹約ぶりを読むと
その倹約の徹底ぶりに驚かされます。
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