愛知県名古屋市
栄の中心にある愛知県芸術文化センターの
10階にあります。
ここは美術館をはじめ、
オペラ、バレエ、ミュージカルを行う大ホールや
クラシックコンサートが開かれるコンサートホール
小ホールなど多くの施設を取りそろえた文化センターです。
この美術館で最も思い出に残る企画展が
1995年に東京都庭園美術館と愛知県立美術館で開催された
「レオナルド・ダ・ヴィンチ人体解剖図」です。
レオナルド・ダ・ヴィンチと聞けば誰もが知る天才画家。
そのダヴィンチの人体解剖の貴重な記録を日本で目にすることが
できた感動は大きかったです。
あまりの感動に、期間中3度も足を運びました。
驚異的な観察力、デッサン力、そして詳細が書かれたメモまで
観れば観るほどその魅力に惹き込まれて、その場から離れることが
できないほどの迫力でした。
ダヴィンチとえいば、有名な絵画に
「モナリザ」や「岩窟の聖母」
そして壁画「最後の晩餐」などがありますが
すべては骨から血管、筋肉に至るまでの細かな描写を描いた
この人体解剖図があっての美しい絵であると確信できるはずです。
あまりにリアルな描写に、解剖の様子を想像すると
背筋が寒くなるような感じもしますが、「謎」を「謎」では
終わらせない、ダ・ヴィンチの執念ともとれる探究心が
魅惑の美女「モナリザ」を生んだのかもしれませんね。
もちろん、ダ・ヴィンチの他にも常にすばらしい企画展が
多数あり、次はどんな芸術に触れられるか楽しみな
美術館です。
また文化センター内の回遊歩道をゆっくり歩くもよし
隣接するオアシス21でのんびりするもよし
買い物するもよし、食事するもよし
ロケーションがいいので、気軽に足を運べますよ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci, 1452年 - 1519年)
ウィンザー城王立図書館所蔵
レオナルド・ダ・ヴィンチ人体解剖図 1995年9月15日 - 10月15日