竜宮城にあるらしい玉手箱で、しらほし姫を子どもから色っぽい年頃の女性にして結婚しようと悪巧みをするバンダー・デッケン!しらほし姫の夫となった暁には、先祖代々バンダー・デッケンの追い求めた一族の夢が遂に手に入るそうです。
オトヒメ王妃が持ち帰ったのは、「魚人族と人間との交友の為 提出された署名の意見に私も賛同する」と世界貴族によって書かれた一枚の紙!世界会議にてたくさんの署名を提出できた時、この一枚の紙が移住をより現実的にします!まずは子ども達が署名を提出し、多くの人達が続きました!嬉し泣きするオトヒメ王妃!国中から署名が集まりました。でも本当に、天竜人の一筆が信用できるのでしょうか・・・。平気で裏切りそうではありますが、やってみない事には何も変わらない事は確かですよね。
オトヒメ王妃は、しらほし姫が数百年に一人誕生する 海王類と心を通じ合わせられる人魚で、しらほし姫が海王類を呼んだあの瞬間に、この島は変わる事ができるという勇気を貰ったと言います。海王類と話せる人魚しらほし姫の元にはいつかその力を正しく導く者が現れ、その時世界には大きな変化が訪れるという言い伝えがあるそうです。それってルフィですね!?しらほし姫はまだその力をコントロールできないため、前以上にショックな出来事が起きたら海王類を大暴走させてしまうかもしれない!オトヒメ王妃は今はまだ自分が何とかするから大丈夫だが、王子達にいつの日か立派な戦士に成長し妹を命を賭けて守るよう伝えました。
そして何の前ぶれもなく事件が!署名箱が突然燃え、その混乱の中オトヒメ王妃が撃たれました!駆け寄る王子達や右大臣!大騒ぎの中バンダー・デッケンがしらほし姫に右手で触れました!デッケンがオトヒメ王妃を暗殺した犯人なのか、それとも混乱に乗じただけなのか?怒りに震えるフカボシ王子や涙するマンボシ王子やリュウボシ王子達に、オトヒメ王妃は自分の為に怒りや憎しみに取り込まれないでと言います!
しらほし姫が泣き出しそうになり空気がビリビリと振動し始めました!また号泣したら海王類が暴走し魚人島が危ない!その時、マンボシ王子とリュウボシ王子が歌い踊りオドケ始めました!マンボシ王子とリュウボシ王子は涙を流しながらも歌い躍って幼い妹の注意を引き、オトヒメ王妃を安心させようとします!微笑むオトヒメ王妃!フカボシ王子は燃えた署名はまた集めると言い、ネプチューン王のような大戦士になり約束通りしらほし姫を命懸けで守る事を誓い、オトヒメ王妃を安心させようと笑いました!「もう一息よ 本物の“タイヨウ”の下まで・・・!!!」オトヒメ王妃は最期まで魚人族の皆の事を想い、子ども達といつもの様に小指をくっつけました!
→第625話 “受け継がない意志”
→第627話 “かたじけない”