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パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉 感想&評価

◇評価 92ポイント
◇閲覧回数 58,604
◇登録日
2011年5月23日
すみれ
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Lv.83

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パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉 感想&レビュー&評価パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉
感想&評価


パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉(Pirates of the Caribbean On Stranger Tides)を観ました!パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ4作目となる今作は3D同時公開されています。オーランド・ブルーム演じるウィル、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスなどは登場しませんが、ペネロペ・クルス演じる女海賊アンジェリカ、イアン・マクシェーン演じる黒ひげエドワード・ティーチらが初登場します!

【パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉のあらすじ・ストーリー】

キャプテン ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が漕ぎ出す新たな航海。それは、永遠の生命をもたらすという伝説の“生命の泉”を探す旅。生命の泉を求めて、実在した史上最恐の海賊“黒ひげ”エドワード・ティーチ(イアン・マクシェーン)、英国海軍に寝返った元海賊でジャックの宿敵バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)達が動き出す。さらに、ジャックの前に姿を現したのは、かつて愛した女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)だった。それぞれの野望と裏切りが渦巻く中、伝説の泉の鍵を握る人魚シレーナと、若き宣教師フィリップは出会い、叶うはずのない恋に落ちる・・・。幾重にも仕掛けられた罠と謎を解き明かし、“生命の泉”に辿り着くのはジャックか?それとも・・・!?


【パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉 感想&評価】※以下ネタバレあり

大ヒット作パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズの4作目という事で期待して見に行きました!しかし正直なところ、少し残念な出来栄えでした!まぁ面白かったんですが、なんというか、全体的に浅い印象で、登場人物の性格なども少し変わってしまっているような気もしました。

パイレーツ・オブ・カリビアンの見所といえば魅力的なキャラクター、ジャック・スパロウがまず挙げられるかと思いますが、ジャックの目的や意志の描き方がイマイチで、もう少し強い信念のもとに行動するストーリーにしてほしかったです。ペネロペ・クルス演じる女海賊アンジェリカは目を見張る美しさですが、ジャックがアンジェリカのために黒ひげの言いなりになるなら、もっとジャックとアンジェリカの愛を深く別格なものに描くべきだったのではないかと思います。前作までの主要人物エリザベスが、したたかで度胸もあり美しくカリスマ性のあるキャラクターだったので、新キャラはそれを越えるような存在感であってほしかったです!

また、個人的にはバルボッサが 海賊らしい恐さ、優しさをあわせ持つ魅力的なキャラクターだと思っていたのですが、英国海軍に寝返った時の姿は う〜ん・・・という感じでした。復讐のために寝返るのはいいとしても、英国海軍の兵士達の士気を高めるシーンでは格好良く、しかし船が襲われたシーンではアッサリ見殺しにするなど、そこにもっと一貫性を感じられるような心情の描き方をしてほしかったです!

ジェマ・ワード演じる人魚やアストリッド・ベルジェ=フリスベ演じる人魚のシレーナは夢のような美しさです!しかし宣教師と人魚の話は浅い感じがしてしまい、もう少し深く掘り下げて感動させる話にしてほしかったです。

船の上での黒ひげの強さは良かったですが、バルボッサとの戦いのシーンでは 船の上で使ったほどの魔術を使わなかったため 最後の戦いなのに本領発揮していない感があったり、ギブス君が地図を盗むなどジャックを裏切るような人だったっけ?と思ったり、義眼の海賊とその相方や海軍から海賊に寝返った2人組も登場してほしかったと思ったり、アンジェリカが黒ひげの娘だと嘘をついていたけどそれが本当に実の娘だったなど 嘘という設定は無くてもよかったんじゃないかと思うような中途半端な描き方があったり、黒ひげが最期には娘を優先するような意外性があれば感動したかもしれないのにと思ったりなど細かい部分も何だか気になってしまいました。

これまでのパイレーツ・オブ・カリビアンでは、ジャックとウィルの最初の戦いや ジャックとウィルとノリントンの水車小屋での戦いなど、戦いのシーンにも笑いや緊張感があったのも良かったと思います!登場人物達の恋愛も葛藤や切なさや幸福感が上手く描かれていて心を揺さぶるものがあったように思います。また、伏線が張られそれが回収される部分があったりして深みがあったし、緊張と緩和がはっきりと描かれていてストーリーにも盛り上がる部分がしっかり作られていたように思います。

パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉も笑いあり悲しい雰囲気ありでしたが、もっと先述した部分が上手く演出されていればよかったな〜と思います!でも音楽や黒ひげの船、衣装、映像などは凄く格好良かったですし、3Dなのも迫力があって楽しめました!パイレーツ・オブ・カリビアンの世界観や迫力ある映像を楽しむのには申し分なかったです!残念だと感じた部分ばかり書いてしまいましたが、パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉を観た方の他の意見を聞いたら また違った感想を持つかもしれません。観た方は是非感想を聞かせてくださいね☆


パイレーツ・オブ・カリビアン 4作目 生命の泉(Pirates of the Caribbean On Stranger Tides)
2011 アメリカ 137分
・監督:ロブ・マーシャル
・キャスト:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、イアン・マクシェーン、ジェフリー・ラッシュ、サム・クラフリン、アストリッド・ベルジェ=フリスベ、ケビン・マクナリー、キース・リチャーズ、松崎悠希
・製作:ジェリー・ブラッカイマー
・製作総指揮:マイク・ステンソン、チャド・オマン、ジョン・デルーカ、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ、バリー・H・ウォルドマン
・脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
・音楽:ハンス・ジマー
・上映方式:2D/3D

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