イースターはキリスト教の復活祭に起源をもつ祝日です。
ヨーロッパ各国で共通している祝日ですが、
ここではイギリスを例に挙げて説明します・
イギリスには、「イースターホリデー」があります。
これは聖金曜日とイースターマンデー(月曜日)で、
土曜・日曜を含めイギリスでは唯一となる4連休ができあがります。
ちなみに日曜日が本来の「イースター(復活祭)」の日となります。
このイースターの日は月の満ち欠けに関連があり(太陰暦)、
その関係で毎年日付が大幅に変わるというやっかいな祝日でもあります。
イギリスの「イースターホリデー」は
2008年は3月21日(金)から24日(月)までなのですが、
2009年以降数年の間は、4月にイースターホリデーがあります。
但しスコットランドだけはイースターマンデーが存在しないので、
3日間だけの連休になります。
このような時期の変動がある休暇にもかかわらず、
イギリスでは学校の春休みがこれに左右されるので大変です。
日本のようにほぼ毎年同じ学期に休暇というわけにはいかないので、
年によって学期の設定が変わったりするのでこれまたやっかいです。
このような状況なので、イギリスでは日本のような
4月に新学期スタートというのは完全に不可能といえます。
イースターホリデーは長い冬が終わって、
人々の気分もウキウキする時期なので、
天気がいいと多くの人が街にくりだします。
また、学校の春休み(イースター休暇)は2週間ほどあるのが普通なので、
家族で旅行に出かける人も多くなっています。
観光客にとってもイースターホリデーは重要です。
イギリスの一部の観光施設は、冬季に休業するところが少なくありません。
その冬季休業が終わり、営業を再開するのが
イースターホリデーであることが一般的なのです。
このように、日本ではほとんどなじみがない休暇ですが、
ヨーロッパでは非常に重要な祝日であり、
各種施設なども休みになるケースもあるので、
イースターの時期にヨーロッパを訪問する場合は、
事前に公式サイトなどでオープンしているかどうか確認することをお勧めします。
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