黒川温泉は熊本県阿蘇郡南小国町にありますが、
大分県との県境に近い場所にあります。
そして隣接する大分県の市町村の一つに、
竹田市(たけたし)があります。
竹田市は「平成の大合併」によって区域が広がりました。
その中には多くの観光スポットを持っています。
まずは旧久住町のエリアです。
一番のおすすめはやはり「くじゅう花公園」です。
九州最高峰の久住山の山麓にあるこの公園では、
春から秋にかけて美しい花が咲き誇ります。
この周辺にはジャージー牛と近縁のガーンジー牛を飼っている
ガンジーファームなどもあります。
次は竹田市の中心部です。
城下町として発展を遂げた竹田ですが、平地は意外に少なく、
市街地周辺にも結構トンネルが多くなっています。
ここの目玉は何と言っても「岡城阯(おかじょうし)」です。
難攻不落の名城として知られるだけでなく、
滝廉太郎作曲の名曲「荒城の月」の舞台としても有名です。
歌といえば「いぬのおまわりさん」を作曲した
佐藤義美も竹田出身です。
いずれも「瀧廉太郎記念館」「佐藤義美記念館」として
資料館があります。
そして旧直入町のエリアです。
ここは「日本一の炭酸温泉」で知られる長湯温泉があります。
「ラムネ温泉」や「ガニ湯」などがあって、
黒川温泉とは全く違った泉質を楽しむことができます。
最後は旧荻町のエリアです。
ここにも「荻の里温泉」があります。
黒川温泉道場で竹田を紹介するのには、深いわけがあります。
実は黒川温泉と竹田市はともに「阿蘇くじゅう観光圏」に参加していて、
阿蘇地域と一体で観光PRを進めているからです。
そして黒川温泉から竹田へは国道442号線一本で
簡単に行けるのも大きな魅力です。
現在のところ直接結ぶ公共交通機関がないため
自家用車かレンタカーでの移動となりますが、
バスで結ぶ計画案が現在浮上しているので、
将来的には簡単に行けるようになると思われます。