本州方面、特に関東・東海・関西方面から
九州を観光されるお客様は、一般的に周遊されることが多いです。
そして、熊本県に位置する黒川温泉は
宮崎県と一緒に周遊されることを希望されることも少なくありません。
しかし、宮崎県は東国原知事が再三言われるように、
日本でも高速道路網の整備が遅れた場所になっています。
このため、黒川温泉から宮崎市へ向かう場合は、
思った以上に時間がかかるのが現状です。
現在、黒川温泉から宮崎市へ行く場合は、
国道442号線と国道212号線から国道57号線を通って
熊本ICから九州自動車道に入り、えびのJCTから宮崎自動車道に入って
宮崎ICで降りるのが一般的なルートです。
しかし、時間的には4時間ほどかかる状況になります。
では近回りする場合、早く行けるのでしょうか。
必ずしも「YES」とは言い難い状況です。
比較的行きやすいのは、黒川温泉から
阿蘇市波野地区、阿蘇郡高森町の東側を通り、
(このルートの詳細は
過去ネタを参照)
高千穂で宮崎県に入り、ここから国道218号線で延岡方面に向かい、
北方ICから北方延岡道路に入った後、延岡ジャンクションから
延岡南道路・東九州自動車道に入って宮崎に達するコースになります。
このルートは、2014年3月16日に東九州道の
日向(ひゅうが)IC〜都農(つの)ICまでが
開通したことにより、北方ICから宮崎西ICまでが
すべて高速でつながったことで実現したものです。
これまでに渋滞がない状態で実測調査を行った結果、
黒川温泉から高千穂までは1時間30分程度、
高千穂から国道218号線で北方ICまでが40分、
北方ICから宮崎西ICまでは、1時間10分ほどかかりました。
宮崎西ICから宮崎市内までは実測していませんが、
20〜30分程度かかるそうです。
しかし、高速道路とはいえ片側2車線の道路は皆無に近く、
一部の追い越し区間を除いてすべて対面通行になっているので、
やはり時間がかかります。
長時間の連続ドライブはかなりきついので、
途中で休憩や食事などの時間をとる必要もあり、
少なくとも5時間は見込んでおいたほうが無難です。
なお、黒川温泉から高千穂を観光したあとで宮崎市内まで行くのは、
高千穂町内が混雑していなければ十分可能になりました。
但し、黒川温泉から阿蘇山と高千穂の両方を一日で周って
宮崎市内に向かう場合は、観光する時間がほとんど取れず、
かなりのハードスケジュールになりますので、十分注意してください。
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