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フランス人とワインとの関係

◇評価 30ポイント
◇閲覧回数 8,738
◇登録日
2008年10月5日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

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    Seaviewは世界中どこでもタクシーにお世話になります。
    もちろん、フランスも例外ではありません。

    フランスでは通常、タクシーの運転手は英語が通じないので、
    フランス語で行き先をお願いしたりします。
    でも、たまに英語が通じる運転手にあたることがあります。

    そういう時は、フランスでの生活の状況を知ることができる
    いいチャンスなので、情報通のタクシー運転手にいろいろききます。

    10年ほど前に英語が通じるタクシー運転手に、
    かねてから気になっていた、昼食の費用を尋ねました。
    「昼飯には、だいたいどのくらいお金をかけてるの?」
    「それってワイン込みの値段?それともワイン抜き?」

    ・・・・・日本では考えられない逆質問にびっくりです!
    タクシーの運転手でさえ、昼休みに飲んでいたとしか考えられません。

    同じく10年ほど前にフランスの自動車メーカーの
    シトロエン社の工場を見学した際も、
    休憩所にワインが置いてあっただけでなく、
    社員食堂でも堂々とワインが用意されていました!!

    つまり、ワインは酒という感覚よりも、
    既に食事の一部になってしまっていたのです。
    もちろん、多くのレストランでは食事に
    ワインをあわせることを重要視していて、
    店によって置いている種類も大きく異なることがあります。

    さらに高級店でなくても、ワインの産地や特性にあわせて、
    ワイングラスを変えるということをすることも少なくありません。
    それだけ、フランスでのワインの存在は大きいわけです。

    しかし、飲酒運転はフランスでも問題になりました。
    近年ではフランスでも飲酒運転に対する取締りが厳しくなっているのです。

    その影響が出ているのか、現在ではワインの消費量も減ってきています。
    フランス国内では生産過剰による余剰ワインを廃棄するという、
    信じられない状況まで起きてしまっているのです。

    そのため、国内消費が落ち込んでしまったワインを、
    輸出することで活路を見出そうとしています。

    たかがワイン、されどワイン。
    フランスを象徴するもののひとつであることは間違いないようです
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